ここから本文です

武蔵野夫人 (1951)

監督
溝口健二
  • みたいムービー 12
  • みたログ 56

3.76 / 評価:33件

溝口作品を初めて見る方には勧められない

  • @tkitamoto さん
  • 2020年6月20日 20時11分
  • 閲覧数 131
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

DVDレンタルにて鑑賞。
本来ならば、2020年正月に早稲田松竹にて上映されていた際に観たかったのであるが、見損なった。
約半年経った現在、6月である。
正月には誰しも予想しなかったコロナウィルスが蔓延した。
あっという間の半年であった。

「武蔵野夫人」は溝口健二の東宝での作品ということで、観る機会を逸していた。
というより、溝口の数々の作品の中では、それほど重要視されていないこともあり、見ようとも思わなかったというのが、正確かもしれない。
1951年の作品ということで、「雨月物語」「近松物語」などより前に制作されている。

観た後での率直な感想は、やや深みに欠けるかなという印象である。
当時のベストセラー恋愛小説を映画化したようだが、小説本来が目指したものをダイジェスト的に見せられている気がした。
つまり、もっと人間の根源的な心理を描いているに違いない物語なのだが、それの表面をなぞっているように見えてしまっている。
まあ、時間制限のあり、戦後間もない時期の映画なのだから、仕方ないといえばそれまでである。

余談だが、現在、吉本隆明著「共同幻想論」を読んでいる。
何かこの「武蔵野夫人」が妙に繋がるところがあるように見受けられるのは、単なる思い込みだろうか?

DVDには四方田犬彦氏による解説映像が付いていた。
この作品の立ち位置をわかりやすく説明されていた。
(動く四方田犬彦氏を初めて観た)

この映画には、増村泰造作品の空気が流れているから、興味深い。
だが、溝口健二作品を初めて見るという方には、おすすめできない映画である。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 悲しい
  • ロマンチック
  • 知的
  • 絶望的
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ