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母なれば女なれば (1952)

監督
亀井文夫
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3.33 / 評価:3件

その辺に居そうな小悪人がリアルに怖いよう

  • bakeneko さん
  • 2012年12月21日 8時42分
  • 閲覧数 483
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

「はたらく一家」や「女の一生」等の過酷な現実の中で頑張る庶民劇を得意とする徳永直の原作を,棚田吾郎が情緒たっぷりに脚色して亀井文夫が監督した作品で,戦争未亡人の山田五十鈴が苦境の中で懸命に頑張る姿をハラハラしながら見つめる作品となっています。

戦争未亡人の山田五十鈴の苦労物語で,戦災中にはぐれた長男を探したり,越してきた教師兄妹と心を通わせたりする様に一喜一憂して日本の戦後を追体験する映画で,近所の人々の様々な暮らしや交流も華燭なく描写されています。
実力派の俳優さん達の助演が見事で,近所のおばちゃん:北林谷栄が抜群の上手さを見せますが,本作の演技陣のなかで突出しているのは,いつもは善良な役が多い三島雅夫がとってもリアルな悪人を怖いほどの粘着質演技で見せてくれることであります(逆に後年は悪役が多くなる神谷隆が爽やか教師役で出てきます)。田中春夫や有島一郎,加藤嘉,大滝秀治等の“普段は善良な人物を演じることが多い”俳優さんが悪役を演じた時の意外性&現実度に強い印象を受ける作品で,そのあたりのお話の現実性も徹底している―“きっと同じようなことが実際に日本各地で起こっていたであろう”という思いを想起させる映画であります。

葛藤の多い粘着質な映画ですが,丹念&現実的な描写の積み重ねの後に納得いく結末を見せて後味の良い作品であります。


ねたばれ?
パン屋さんが町の実力者って不思議な感じですが,当時は食糧を抑えていた人物が有利な状況でした。

詳細評価

物語
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