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生きる (1952)

監督
黒澤明
  • みたいムービー 287
  • みたログ 1,828

4.38 / 評価:627件

「生きる」とは

  • fun***** さん
  • 2020年12月11日 1時15分
  • 閲覧数 152
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

「生きているか」と突きつけられる。
「生きなくては」と思わせる。
「生きる」ことの意味、難しさ。
つよく考えさせられる素晴らしい映画だ。

初めて観たときはハッピーバースデーを歌う演出に少々照れ臭さを感じたが、なぜか今回は涙しそうになった。

また何かを忘れそうなとき、何度でも見たい作品。


ちょっと映画作りのことにも触れておくと、否が応にも感じる構成の凄み。
後数日で30年間皆勤だったはずの課長が数日間の失踪を経て久しぶりに出勤し、人が変わったかのようにやる気を出し車で出かける。
普通の映画なら今風に売れてる作品なら、ここから一気に「動」に、課長の快進撃を見せるかと思いきや、次のシーンでは亡くなっているという衝撃。

そこからは通夜という「静」の場で元同僚の回想になる。
わかりやすい盛り上がりに飛び付かず、あえて難しいやりかたを選ぶ、いや選ぶだけならできるかもしれないが、それで映画としてここまで面白く、奥深いものにする。

何か圧倒的な違い、「名作たる所以」見せつけられた気がした。

また、終始もごもごとした、はっきり「言葉」で表現できない課長のキャラクターこそが、はじめじれったく感じつつも、あの訴えかける「目」に次第にほだされ、やがてはその心情を汲み取ろうと観ている側が寄り添い、そして自分そのものになっていくという、本当に感服せざるを得ない作品である。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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