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次郎長三国志 第一部 次郎長売出す (1952)

監督
マキノ雅弘
  • みたいムービー 4
  • みたログ 38

3.75 / 評価:7件

大河ドラマの始まり始まり~

  • ultra_kandenchi さん
  • 2009年6月4日 19時27分
  • 閲覧数 379
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

シリーズ第一作の『次郎長三國志 次郎長賈出す』。人と人がつながって次々と主要人物が集結していく展開が、妙味に満ちている。

清水で米屋をやっていた次郎長こと長五郎(小堀明男)が、けんかで二人のやくざ者を海に放り込んだところ、二人が浮かんでこない。これは人殺しをしてしまったかと次郎長は身を隠す旅に出る。博打を打ちながら旅を続けるうち、次郎長のきっぷに惚れて、鬼吉(田崎潤)という男が子分にしてくれとしつこいので、金を渡して適当にあしらった。ほとぼりが冷めたので二年ぶりに次郎長は清水に帰り、幼馴染の大熊(沢村国太郎)の一家に入る。大熊の妹、お蝶(若山セツ子)は次郎長への思いを秘めている。なお、次郎長が海に放り込んだ二人組、小富と武五郎は生きていたことがわかった。

鬼吉は次郎長を慕ってやってきて、飲み屋の娘、お千(豊島美智子)に一目惚れし、飲み屋のはすむかいの桶屋で働き始めた。ある日お千が五丁徳親分と小富・武五郎に襲われたので、鬼吉は駆けつけて三人を追っ払ってしまう。五丁徳はこの事件を逆恨みして、次郎長にケンカをしかけてくる。口上を述べに来たのは、五丁徳一家に草鞋を脱いでいる旅人の関東の綱五郎(森健二)という男だった。普通口上役は生かして帰されないのだが、次郎長は口上役お疲れさんとねぎらって無傷で帰す。

このケンカ受けて立つぞと返事の口上を届けに行く役を引き受けたのは、鬼吉だった。鬼吉は棺桶を担いでその役をこなしたが、五丁徳は鬼吉を殺そうとする。綱五郎が寝返ってそれを止めた。そして五丁徳を見限った。

三保の松原でのケンカは次郎長側の勝利に終わり、綱五郎は次郎長の乾分となった。

しかし綱五郎もお千に一目惚れしたので、飲み屋で鬼吉と喧嘩になってしまった。暴れる二人を追い出したのは、旅の浪人伊東政五郎(河津清三郎)だった。これがきっかけで伊東は次郎長と親交を結ぶ。伊東は学問もあり腕も立つ武士だったが、足軽から良家に婿養子に入ったため、いつも周りから見下されて武士社会が嫌になり、脱藩して流浪の身になった。しかし妻には未練があり、浪人とはいえ士分を捨てられずにいた。

その妻・ぬい(広瀬嘉子)が清水まで訪ねてきて、一緒に戻るよう伊東を説得する。伊東は逆に「武士を捨てて二人でここで暮らそう」と妻に言うが、ぬいは「未練はございませぬ」と言い残して去っていく。

未練を断ち切った伊東は、へべれけに酔っ払い、町人姿となって次郎長の元に姿を現す。そして次郎長の子分となる。清水の大政の誕生である。

和田島の太左衛門vs津向の文吉という大親分同志のケンカが起こった。大政の知恵で次郎長は体を張って仲裁役を務め、天下におおいに名を知らしめた。(完)




森の石松はまだ登場しないが演出のテンポ、役者達のノリのよさが、なかなかドラマを盛り上げている。主題歌は「ちゃっきり節」で、浪曲を挿入したりとか音楽も面白い。マキノ映画を体験したい人にはおすすめ。

でもおすすめするわりには、個人的にはやくざが嫌いだし、やくざをヒロイックに描く物語も全般的に好みでないので、続きを見る気はあまり起きない。悪しからず。

03/01/13

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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