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夫婦 (1953)

監督
成瀬巳喜男
  • みたいムービー 1
  • みたログ 16

3.50 / 評価:4件

結婚して6年も経つと..。

  • bakeneko さん
  • 2011年9月28日 13時53分
  • 閲覧数 367
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

成瀬巳喜男&水木洋子&井出俊郎が“倦怠初期の夫婦の本音”を見事に抽出して見せてくれる作品で、ほんの些細な不満と葛藤が夫婦間に隙間風を吹きかける様を絶妙に描いて、既婚者を深く頷かせる傑作であります。


最近妻を亡くした同僚(三国連太郎の落ち込みぶりが可愛い!)の家に間借りすることになった上原謙&杉葉子の夫婦が第三者と一緒に住むことによって触発される“夫婦の感情の行き違いと波紋“を細やかに描いた庶民ドラマで、ひょっとしたら別れるかもしれないという―ちょっと深刻な夫婦間の葛藤をリアルに見せながらも、一つ一つの理由と現象のあまりにも矮小さに、”夫婦喧嘩は犬も食わない“という喜劇的なニュアンスを感じさせる肩の凝らない喜悲劇でもあります。共演は妻の兄妹に小林圭樹、岡田茉莉子、父に藤原釜足、母に瀧花久子らが賑やかさを振舞っている他にカメオ出演ながら抜群に上手い:三好栄子&中北千枝子に端役で小田切みきの顔を見つける事も出来ます。
ささやかな不満の鬱積が倦怠期の正体なのですが、それは―男女の生理的な違い&慣れ合う事に依るお互いの緊張感の欠落&本性の露呈―に依るということを、クスクス笑わせながら見せてくれる作品で、劇中“新婚夫婦への助言”として語られる“夫婦の本音”には頷きながらも爆笑させられます。

小市民夫婦の心の機微を絶妙に掬い取った“小さな傑作”で、誇張の無い人間喜劇を楽しめる庶民劇の逸品であります(ソフト化しましょうよ業者さん!)。


ねたばれ?
妻の実家はうなぎ屋さん。蒲焼を炭火焼にする映像は空腹時の鑑賞には堪えますから御注意を!(あとラーメンも美味しそうなんだな~)。

詳細評価

物語
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