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村八分 (1953)

監督
今泉善珠
  • みたいムービー 7
  • みたログ 4

3.20 / 評価:5件

ひっくりかえしてみたい

  • nqb******** さん
  • 2016年2月11日 10時19分
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

「村八分」という映画のDVDを観た。図書館で何となく借りたもの。山村聡、音羽信子、中原早苗、藤原鎌足。昭和28年の映画で新藤兼人脚本。村ぐるみで選挙違反をしていることを地元の女子高生が新聞に告発。するとその少女の家族が村八分され一家は孤立して追い詰められていく…という内容。実話をもとにしているらしい。これを「内部告発」としてみれば現代にも通じるテ-マではある。
八分されても火事と葬式だけは免れる。火事は類焼を防ぐため。葬式は屍を放置すると腐敗して伝染病の温床になるからなんだってさぁ…すごいね。八分とは、成人式、結婚式、出産、病気の世話、新改築の手伝い、水害時の世話、年忌法要、旅行であるらしい。

 クライマックスは高校での全校集会での討論。投書した女生徒は村の平和を破壊したと主張する男子生徒に対して、村に平和などないと主張する村長の息子。彼女の行為は村を愛するためだとし、「正しくないことを正しくないといっただけで周囲から迫害されるのであれば、そんな不自由な世の中に僕たちは黙っているわけにはいきません」そして最後は彼らの主張が行動によって示される。力作である。佳作だと思う。この作品が、この年のキネ旬ベストテンはおろか25位までにも入っていないのはどうしたことか。

 映画では固い岩盤の畑を耕すのに馬を借りに行くのだが、親戚にも断られる。時代は昭和28年「人権」という言葉が新鮮で力を持っていた時代、盛んに人権を大切にとか言ってる。大体この映画の中では、「村の中で八分が行われている、けしからん」と怒るのは天下の公器たる新聞やラジオなどのマスメディアである。そして高校の先生たちや人権弁護士。この当時は正義の味方だときっと制作側も信じていた、メディアや日教組、日弁連がいまや諸悪の根源であることは多くの人々が認識し始めてる。なんとまぁ皮肉なことよ。
 非常に今日性のあるテーマで力作であることは認めるが、ただ、今となってはこれらをそっくりひっくりかえした作品、つまりはマスメディアや日教組、日弁連こういった輩がどれほど人々を謀ってきたか悪影響をおよぼしているかを告発した作品が俺はみてみたいな。

詳細評価

物語
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