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東京マダムと大阪夫人 (1953)

監督
川島雄三
  • みたいムービー 3
  • みたログ 17

3.50 / 評価:6件

敬愛なる小品

  • JUNO さん
  • 2007年3月27日 18時39分
  • 閲覧数 504
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

TVにはないプレミアムを創造しなければならなくなった現在では、絶対こういう作品は作れないであろう。

あひるがギャーギャー鳴くシーンと共に、いつもの皮肉ったナレーターが入る。もうここから「川島劇場」のはじまり。これは口喧しい主婦達をモジっていて、主婦の集団が歩くたびに「ギャ、ギャ、ギャ」とあひるの集団を写し、鳴き声を入れる辺りは流石で、もうこんな事するのは川島さんだけでしょうか。

芦川いづみは本作でデビュー。さらに北原三枝、三橋達也と川島さんの常連が登場してきます。このメンバーだけみるとなんか松竹っぽくない・・・日活やんけ。要は、みんな川島さんを慕って日活に移ったんですかね。

隣同士のバトルが、いつの間にか夫婦喧嘩になったり、かたやぶっきらぼう豪快な性格の高橋貞二の恋模様や、井戸端議長・課長の妻の【噂・製造機】的なキャラが絡んだり、物語を落ち着かせることなく進行していく。結構、情報量が多いんですけど、テンポ良く、庶民的なタッチで演出しているので取っ付き易く、かつ楽しめる作品です。松竹調に収まりつつ、その上に川島さんの個性が出ているんですね。

大船調を踏襲してつつ、ユーモア発揮している。松竹では渋谷実監督に近いレベルまで行っていると思いますし、こういう作品を作るのだから会社からは重宝されますよね。「東京物語」と併映。「東京物語」の前座にすばらしいではないですか!

詳細評価

物語
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音楽

イメージワード

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  • コミカル
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