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君の名は 第二部 (1953)

監督
大庭秀雄
  • みたいムービー 3
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4.00 / 評価:23件

女たちは戦う、戦後の女たちは強くなった。

  • 百兵映 さん
  • 2016年9月13日 9時41分
  • 閲覧数 332
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

 はっきり言って、この第二部は見なければ見なくていい。ただでさえ長たらしいダラダラのメロドラマの中だるみの部分。目新しさを求めて北海道に場面を映す。現地の女性を出して真知子と春樹に別の刺激を吹き込む。しかし、ドラマの展開上大した要素にはならない。はっきり言って、ドラマを長引かせるための時間稼ぎ。

 強いていえば、二つの戦いがエピソードとなろうか。いずれも女の戦いだ。
(1) 現地の女と真知子の戦い。春樹の盗り合い。
(2) 浜口家の姑さんと佐渡の叔母さんの戦い。
 どちらも勝負が早い。小母さん同士の戦いは見事。真知子の応援をする叔母さんは、極普通のことを言っているのだが、これがなかなか小気味いい。ラジオドラマの視聴者は手を叩いて喜んだのではあるまいか。

 これに対して、イライラするのが浜口と後宮の争いだ。どっちもどっちだ。このケース、むしろ後宮の方がいけない。ササッと出るところに出て、強引に分捕ればいいのだ。北海道の女性に見習え。

 これが、西部劇だったら、決闘で勝負がつく。何をグジグジ・タラタラ、いい加減にせんかい。いくらでも理屈はあるだろうし、話し合いも大事だろうけど、好きだ・愛だ、ということに理屈も話し合いもないだろ。

… ―― … ―― …

 『君の名は』は洋画『哀愁(WATERLOO BRIDGE)』(1940)を下敷きにしている、という。。それなら3年前に観ていた。レビューも書いていた。そうか、Waterloo橋上で再開を約する戦争悲恋を数寄屋橋に持ってきたのだ。いいだろう、「隅田川はテームズ川に通ず」と幕末の学者が言われたくらいだ。日英の交流ってもんだ。ところで、こうなると『WATERLOO BRIDGE』を観直さねばならぬ。数寄屋橋に移すに当たって、どのくらいダラダラ・ネチネチ塗り直しただろうか。

 そういえば、『君の名は』第三部公開には、ライバル社から『七人の侍』をぶつけられたそうだ。分かる。目いっぱい男っぽさを出せば売れる! そう思うね。優しい男も宜しいけど、強い男がいいね。『君…』と『七人…』の対決は面白い。

 (実は『君の名は』は、この齢になって初めてみる。結末を知りたいので第三部まで見せてもらう。)

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