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君の名は 第二部 (1953)

監督
大庭秀雄
  • みたいムービー 3
  • みたログ 41

3.57 / 評価:23件

なんといっても北原三枝でしょう!

  • nqb***** さん
  • 2017年5月4日 1時45分
  • 閲覧数 256
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

さてお待ちかねの第2部。真知子に子供ができたことを知りショックを受けた後宮は友人の誘いで北海道に行く。友人の牧場に身を寄せる。ここでアイヌの娘ユミ(北原三枝)と出逢う。このユミのキャラクターが最高に面白い。とにかく後宮春樹にゾッコンという設定で何事より春樹優先。ストレートに自分の気持ちを春樹にぶつける。摩周湖のほとりで春樹に猛烈にアタックする。「春樹はオレのこと好きか?」と聞かれた後宮は「好きか嫌いかと言われたら好きだよ」と何の気なしに答えるのだが、ユミは摩周湖のほとりで神に誓ったものは結ばれるというアイヌの伝説を信じて結婚の承諾を春樹がしてくれたものだと早合点する。
 真知子は生まれてくる子供のために浜口ともう一度やり直そうと戻ってくるが、結局流産してしまう。傷心の入院中にやってきた姑にざんざん嫌味を言われていびられてもう耐えられず北海道へ旅立つ。
 この間、東京に出てきた後宮の姉の悠起枝が騙されて春を売らされているのを綾(淡島千景)が助けたりとかいろいろある。一度は堕ちた人生だったが、捨てる神あれば拾う神ありってことで青果業を営む仁科(日守新一)の後妻に収まる。この二人の結婚式に出るために後宮は東京に来ている。それを知らずに真知子は北海道に行ってしまう。ここでもすれ違う二人。観客はもうやきもきしっ放し(笑)後宮のお姉さん、悠起枝を後妻にもらう仁科役の日守新一だが、黒澤さんの「生きる」での通夜の席で生まれ変わることを誓う市役所の職員役が印象深い。この映画でも誠実なやもめ男を演じている。

 後宮を訪ねてきた真知子を幌馬車で出迎えるのがユミ。恋の火花がバチバチ燃える。ここで「黒百合の歌」が流れるのだが、ワンコーラス。物足りな~い(笑)ユミは真知子に対して敵愾心丸出し。4/25の日記「黒百合の歌」を参考にされたし!

 それにしても北原三枝ってもともと松竹の女優だったんだよねぇ。それが日活に移籍したわけだ。よっほど待遇に不満でもあったのかなぁ?まぁ日活移籍がなければ石原裕次郎とも出会ってなかっただろうし…人生はわからないなぁ。日活の引き抜きって言われているけど真相は何だったんだろう?案外この映画あたりに火種があったんではないかと思っている。岸恵子はこの映画で押しも押されぬトップスターに駆け上がるわけだが、北原三枝は魅力的なアイヌ娘を演じたとはいえ脇役に過ぎなかったのだから…。でも正直、オイラは個人的に真知子とユミどっちを取るかと言われたら、ユミのほうだ。射るような瞳、蠱惑的なくちびる、野性味を帯びた抜群のプロポーション…。作詞家のなかにし礼も絶賛している。

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物語
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