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山椒大夫 (1954)

監督
溝口健二
  • みたいムービー 68
  • みたログ 321

4.17 / 評価:103件

溝口作品の素晴らしさを是非

  • JUNO さん
  • 2006年12月16日 21時55分
  • 閲覧数 352
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

11月にナショナルフィルムセンター溝口特集で鑑賞できたので投稿します。

平安末期、転属を命じられた国史一家が移動中に人狩り今でいう「拉致」に合い、離れ離れに兄妹は奴隷として荘園へ、母は佐渡へ遊女として売られる。

溝口作品にしてはかなりヒューマニズムが濃く反映されている。

しかし、物語以上に映像美に魅了されてしまう稀有な作品であり、特に
☆舟で拉致されるシーン
☆安寿が湖に入水するシーン
☆厨子王と母との浜で再会するシーン

これらは何度観ても美しく、見入ってしまう(恵比寿ガーデンシネマ上映時のニュープリント版がとにかく良かった)。撮影技術の素晴らしさでは溝口作品ではトップクラスだ。

そして、上記シーンは「別離」であり「再会」であり、それぞれエモーションに訴える物語の見せ場であり、それを浜辺・湖・舟などを利用し美しく描く。
これは、従来の溝口作品では見られないのだが、原作を重視し日本古来の「ヒューマニズム」を映像美でもって強調したところに本作の素晴らしさがあると思う。

これは、もはや、娯楽を超えた芸術だ。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 悲しい
  • 絶望的
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