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一等マダムと三等旦那 (1954)

監督
小森白
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5.00 / 評価:1件

マリリン・モンロー夫妻来日は1954年2月1日

  • bakeneko さん
  • 2019年10月9日 12時42分
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    • 総合評価
    • ★★★★★

いきなりすみません!
本作の“妻が大スターだと夫が大変!”の例えに出てくるマリリン・モンロー&ジョー・ディマジオの来日はこの映画が封切られた4月13日の2か月前でした。1954年1月にサンフランシスコで結婚した2人は新婚旅行も兼ねて来日しましたが、2月2日に開かれたディマジオの為の記者会見は、質問がすべてマリリンに対するもので、次第に不機嫌になってゆく夫を気遣うマリリンの様子が記録されています。ゆっくり滞在した夫妻が羽田からサンフランシスコへ帰国したのは2月25日です。

勝気な妻:轟由紀子と気弱な夫:伊藤雄之助の掛け合いが楽しかった前作「一等女房と三等亭主」の好評を受けて作られた姉妹編で、監督&脚本&主要スタッフが共通していますが、前作での準主役の若年カップル(小林桂樹&関千恵子)が新人の高島忠夫&光岡早苗にバトンタッチされていますし、前作で強烈な印象を残した三好栄子も今回はお休みです(あっ でも大泉滉は別役で続投♡)。
前作の設定― 夫:サラリーマン、妻:売れっ子美容評論家から、
今作の―夫:レストランの雇われ支配人、妻:売れっ子ミュージカル女優へと、マイナー変更がなされていて、前作で見事な体操を魅せた轟由紀子は本作ではミュージカルシーンを魅せてくれます(以前轟が出演した「腰抜け二刀流」の持ち歌(=「ボタンとリボン」♪の翻案)とよく似た曲です)。
お話の舞台が東京から大阪に移っているのも変更点で、“大阪の食文化を調査する”という目的で夫が盛り場を訪問しますし、妻の公演場所として宝塚も出てきます。
再登板したー勝気な妻:轟由紀子と気弱な夫:伊藤雄之助の夫婦漫才を愉しむ作品で、多くの映画サイトには、タクシー運転手:宮本小次郎は小林桂樹が演じている記されていますが、高島忠夫の間違いですよ!

ねたばれ?
大阪の料理店の看板に出ていた―“魚肉すき焼き”って一体…?(京都出身のお友達も首をかしげていました)

おまけ―レビュー項目にない新東宝のファミリー喜劇映画の紹介を
この頃から農業試験場は安月給なのか…
「ママの新婚旅行」(1954年 日本 90分)監督:佐藤武、出演:山村聡 、山田五十鈴 他。
貧しくも明るく生活してゆく家族の出来事を描いたホームドラマの佳作で、まだまだ貧しかった1950年代の庶民の暮らしが活写されています。

都内の農業試験場に努める朝倉隆三(山村聡)と妻絹子(山田五十鈴)そして3人の子供たち(和田孝、小沢路子、 小池保)の家計は長女:洋子(長谷川裕見子)の嫁入り時の借金もあって火の車だが、失業した絹子の兄の鉄之助(藤原鎌足)まで転がり込んできた。長男の俊次(和田孝)は金物商人夫婦(進藤英太郎&沢村貞子)の娘:三枝子(南寿美子)と相思相愛だが、旧華族と三枝子の交際に乗り気な親たちを見て気落ちする。次女の圭子(小沢路子)は家計に気を使って修学旅行を辞退しようと言い出す…という些細なトラブルを深刻さとユーモアをブレンドして語って行くホームドラマで、復興してきた日本で経済格差が生じてきた状況下も見ることができます。
山村聡、山田五十鈴、藤原鎌足、進藤英太郎、沢村貞子らベテランの役者たちの肩の力を抜いた名演に見入る作品でもあり、特に困った叔父さん(藤原鎌足)の飄々とした味わいは見事であります。
サンドイッチ、クラッシック音楽、蓄音機、演奏会、日本舞踊発表会…などのアイテムも当時の世相を反映して登場する作品で、大泉滉の日本舞踊の先生には大笑いできますよ!

ねたばれ?
当時の俄かクラッシックファンは、猫も杓子も「運命」♪と「未完成交響曲」♪をよく聴いていたんだ!

(脱線)
長男役で出演されていた和田孝の回想によれば、山田五十鈴さんのスターのオーラは凄かった!山村聡さんは影で親切にいろいろとアドバイスをくださったーそうです

詳細評価

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