風立ちぬ
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(1件)

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  • ぴーちゃん

    3.0

    極めて通俗的

    久我美子版を観た。あと山口百恵版もあるみたいだが余り食指が動かない。山口百恵は「伊豆の踊り子」と「潮騒」で懲りてる。(笑)  これは主演が久我美子と石浜朗。監督は島耕二。一応ジブリの「風立ちぬ」の予習の意味合いもあるけれども、どうせ内容は大幅に異なるのだろうから、実はそんなに意味はない。基本的に昭和20~30年代の邦画に目がない。持論だが、映画はタイムカプセルなんだよね。資料的側面が強い。文章でいくら詳細に描写しようとも当時の流行歌やファッション、風俗は伝えきれるものではない。これが映像を伴うと全てではないがかなりのところまで同時の雰囲気が伝わる。ゆえにタイムカプセルだって思う。  堀辰雄の原作は読んだことはないが、この作品では八ヶ岳がじつに物語のアクセントとしてきいている。主人公たちは八ヶ岳の麓で恋におちそして散る。じつに八ヶ岳の風景が美しい。  結核を病む主人公、節子に久我美子。だけどオイラは実は久我美子があまりタイプではない。なんかヒロイン顔ではないような気がしてしょうがない。まぁ、それは好みの問題なのでいっても詮無いことだが。その節子を優しく見守る坂井弘に石浜朗。この人よく知らないのだが、目が実にダルビッシュに似ている。そして全体的な雰囲気もダルビッシュ。途中からダルビッシュにしか見えなくなった。(笑)  そして節子の優しい父親、壮太郎に山村聡。有名な画家らしい。とにかく物分りがいい。弘が「僕たちのことをお父さんに話して認めてもらおう」と意気込んで荘太郎に結婚を申し込むが、若い弘と病身の節子のことを考え、人格を尊重して交際するよう、優しく諭してやる。すると弘はその人格懐の深さ、素晴らしさに感激してしまう。  この八ヶ岳で荘太郎はかつて愛しながらお互い結婚できなかった泰子(山根寿子)にばったり再会する。そして弘は泰子の甥だったことを知る。妻を失った荘太郎と未亡人となっていた泰子の心が再び燃え上がるのに時間はかからなかった。妻を失って以降誰に依頼されようと断り続けてきた肖像画のモデルになってくれないかと泰子に頼む荘太郎。こうして二人は急速に接近する。これを快く思わない節子は、ついに母の命日に荘太郎が泰子に結婚を申し込んだことを知りショックを受け、倒れてしまう。結核の他心臓にも不安が見つかった節子は八ヶ岳の麓の療養所に入院します。時間の許す限り弘が見舞いに通ってきますが、自分の体力に自信が持てない節子は食欲すらわかず、弘は思案にくれる…。 あの手この手で節子の食欲の回復を図る弘だったが、ついに「治りたい気があるのか!」と節子を突き放してしまいます。冷たく突き放したことに罪悪感を覚えた弘が薪割で心を落ち着かせ戻ってみると、節子は食欲を取り戻しています。「弘さん!あたし治りたい!」こうして節子は快方に向かっていきます。そして退院の日。父や泰子とのわだかまりを解消した節子は帰る父と泰子をバスで途中まで送っていきます。途中下車して弘と共に森の中を手をつないで歩きながら、療養所に戻る道すがら、二人には笑顔しかありません。明るい未来が二人を包んでいるはずでした。しかし突然飛び出してきた雉に驚いた節子は、心臓が弱り弘の腕の中で息を引き取ってしまうのでした。  なんていうか、やっぱり島耕二監督作だからなのか、わりと通俗的でこれはって思うところが他の巨匠、例えば小津や溝口、川島雄三、増村保造なんかと較べると少ない印象です。それでもびっくりしたのは療養所内で患者と看護婦の結婚式があったり、医師、看護婦チームと患者家族チームが草野球を楽しんでたり、医師が個人的に患者の部屋を訪れて「これから街へ買い物に行くけど必要なものはありませんか?」なんて聞いてくれることです。こういう発見があるから昔の邦画を見ることがやめられません。昔ってこうだったのかなぁ…と。のどかです。今と違ってビジネスライクじゃない人とのふれあいが実に心地よかったりします。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
風立ちぬ

上映時間
-

製作国
日本

製作年度

公開日
-

ジャンル