ここから本文です

二十四の瞳 (1954)

監督
木下恵介
  • みたいムービー 104
  • みたログ 566

4.40 / 評価:220件

戦争経験がなくても、ボロ泣き

  • ron******** さん
  • 2級
  • 2021年5月10日 14時11分
  • 閲覧数 276
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

瀬戸内海の小豆島を舞台に、激動の時代を生きた先生と生徒のふれあいと成長を描く感動作。
黒澤明監督の「七人の侍」を抑えてキネマ旬報ベストテン第1位を獲得した 日本人の日本人による日本人のための反戦映画。
時代を超越する永遠の名作。
「女の園」に次ぐ木下恵介監督作品。
壷井栄の原作を同監督自身が脚色している。
撮影も「女の園」の楠田浩之、音楽は「三つの愛」の木下忠司。
出演者は「女の園」の高峰秀子、田村高廣、天本英世、「昨日と明日の間」の月丘夢路「陽は沈まず」の小林トシ子、笠智衆など。
音楽は木下恵介監督作品おなじみの木下忠司。
原題「Twenty-Four Eyes」
1954年作品
日本映画
配給は松竹
上映時間154分

木下恵介監督の「二十四の瞳」です。
この映画は、初めての鑑賞になります。
「釣りバカ」シリーズの朝間義隆監督、田中裕子主演の1987年度版は、劇場で観たのですが、今作は初鑑賞。
現在、ネットフィリックスで今作がアップされています。
ちなみに【小豆島の二十四の瞳映画村】は行ったことあります。

とても感動しました。
1987年度版の時はさほどなにも感じなかった記憶がありますが、今作はめっちゃよかった。
1987年度版はもう34年前に見たきりだったので、あまり覚えていません。
しかもかなり若い頃に観ているので、今と全然違った感性で観ていたのでしょうか。

今作は、1954年作品で、モノクロってのもいいですね。
時代が大正から昭和・戦後までのお話なので、当時の小豆島の風景がとても強烈に美しかった。
モノクロなのに、海の青さ、子供達の肌の色、空の青さが見えるようだった。
当時の貧しい、しかも小豆島という離れ小島の、戦争前や戦争中の各生徒の大変な境遇を描いているところもリアルでいいですね。

大昔、私がまだ子供の頃、たしかテレビで(NHKだったかな?)放送されていて、それを母親が見ていてめっちゃ泣いていたのを思い出しました。
うちの母も、まだ小さかったけれど戦争の経験者。
思いつまされる思いがあったんでしょう。

公開当時は、戦後まだ9年しか経っておらず、戦争で苦しまれた方々の心に大いに突き刺さったともいます。
映画館はみなさんボロ泣きだったでしょう。
みなさん、いっぱい自分と重ねて観られたんでしょうね。
そういう辛い時代を経験したんですね、日本は。
こういう映画を観ると、本当にもう2度とあんな戦争を起こしてはならないと、戦争を知らない私でも、強くそう思います。

高峰秀子演じる大石先生の、演技とは思えない、生徒を思う本気泣き、こちらもたっぷりもらい泣きしました。
愛する生徒たちが、戦争で骨になって帰ってくる。
どんなに辛いことか。
実際、こういうことを経験された方々が本当にいらっしゃったと思うと、思い出すだけで涙が溢れてきます。

それに、高峰秀子、めっちゃ綺麗ですね。
若い頃と老いてからが別人のよう。
どちらがその役の歳に近いのか、わからないくらいでした。

さすが時代を超えて語り継がれる作品なだけあります。
素晴らしい作品でした。
こういう反戦映画は、今作るとヒットしないのかもしれないですが、風化させてはいけないと思いますので、今風の表現でもいいからまた作って欲しいですね。

しいていうなら、ちと長いかな。
中盤、ちょっとだけダレた。
あと20分短くてもいいのではないかと思う。

■興行収入
1954年9月14日公開。
配給収入は当時で配給収入2億3287万円。
これは当時では大ヒットですね。
興業にすると、今だと50億円くらいかな?
そりゃヒットするわな。
当時観られたお客さん、みんなボロ泣きしていただでしょう。

星4つ(5点満点)
★★★★

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 楽しい
  • 悲しい
  • 切ない
  • かわいい
  • コミカル
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ