解説
久米正雄の同名小説を八住利雄が脚色し田中重雄が監督した。1934年と1949年にそれぞれ映画化されている作品のリメイク版。またテレビドラマ版としても何度かリメイクされている。 長野の療養所で働く野々宮道子は、温かく献身的に看護をすることから「月よりの使者」と呼ばれていた。転地療養中の弘田と橋田は、ともに道子に惹かれていた。道子は弘田からプロポーズされ一緒に療養所を出る約束をするが、橋田の容態が急変したため実現しなかった。一年後、道子は弘田の妻である弓子を看護するため、療養所から派遣される。弘田はかつての婚約者だった弓子と結婚していたのだ。道子は献身的に弓子の看護にあたるが、弓子は弘田と道子との関係に気づいていた。
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