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潮騒 (1954)

監督
谷口千吉
  • みたいムービー 6
  • みたログ 12

3.50 / 評価:4件

潮騒の映画化の中で、最も完成度が高い

  • jir******** さん
  • 2015年10月21日 0時12分
  • 閲覧数 1086
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

あまりにも有名な三島由紀夫の同名小説を、発表されたその年に映画化した谷口千吉監督作品。
当初、木下恵介監督で話が進んでいたが、三島由紀夫の「谷口千吉がいい」との意向で東宝の谷口千吉が脚本(共同)と監督を担当した。
正直、素晴らしい出来である。「潮騒」は、この後4回再映画化されているが、どれもこの作品に遠く及ばない。映画としては、吉永小百合主演のものと、山口百恵主演のものが有名だが、どちらもスターを使ったアイドル映画レベルである。
本作は、原作のイメージを巧みにすくい上げ、映像で人々の感情を表現することに成功している。職人監督谷口千吉ならではの、名作といっていいレベルである。
主演は、久保明と青山京子だが、手垢の付いてない、純朴さを感じさせるふたりで、とてもいい。特に、初江役の青山京子は、可愛いくて、健康的で、本当に海女さんのようだ。
脇役も東宝のベテラン陣が支えていて、船長役の三船敏郎、照爺役の上田吉二郎など、大変いい味を出している。
ちなみに、同じ年に黒澤明監督の「七人の侍」が公開されている。日本映画の黄金時代に作られた良質の文芸青春映画である。
この作品は、ソフト化されたことがなく、なかなか観る機会のないものだが、一見の価値のある、鑑賞後の幸福感を約束出来る逸品だ。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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