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天下泰平 (1955)

監督
杉江敏男
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3.00 / 評価:2件

日本再独立期の会社騒動

  • bakeneko さん
  • 2011年2月22日 10時04分
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

源氏鶏太の週刊朝日に連載された原作の映画化で、“会社乗っ取り抗争”パターンの古典的作品ですが、東宝スターの豪華な顔ぶれと多くを盛り込んだエピソード、そして日本の再独立前後の(1952年4月28日)の状況描写の珍しさで、興味津々で見応えのある娯楽作となっています。

今で言えば“島耕作”シリーズの元ネタともいえる、源氏鶏太の“サラリーマン社会もの”の典型的作品で、
企業乗っ取り工作によって善良な社長を閑職に追いやられた正義派の社員が奮起して状況を引っくり返すーサラリーマン娯楽活劇であります。
ただ、通常の娯楽アクションと異なり“腕力”で片を着ける訳では無いところが脚本の腕の見せ所となっているのであります(基本は“持ち株の買い占め合戦”ですので、資金の調達&売り買いのタイミングの決断くらいしか戦法はないので、それをどう盛り上げるかであります)

そして、現代の会社経営とは異なる戦後直ぐの時代背景が興味深い見所で、
主演の三船敏郎はシベリア抑留帰り
親友の佐野周二は“闇屋”
労働組合が活発化していて、共産党が発展
GHQの経済政策で“庶民の社員が自社の株を自由に持てる様になった状況”
を上手く取り込んでお話を展開して行きます。
女優陣としては、久慈あさみ、北川町子♡、寿美花代らが華を添えていますが、飯田蝶子の貫禄が見物ですし、脇の癖のある男優陣:左卜全、藤原釜足、堺左千夫も楽しませてくれます。

そして、本作「天下泰平」は「續天下泰平」の前編ですので、多くの伏線とストレスを溜め込みつつ後半に続きます(一気に2作観る御覚悟を)。

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