たそがれ酒場
作品レビュー(4件)
- tos********
3.0点
終戦から数年、ある日の大衆酒場。元画伯、酒場のピアニスト、歌手、女給、マネージャー、元兵隊、愚連隊、記者などの人間模様をグランドホテル形式で描く。 元画伯が物語の重み、小判鮫と呼ばれる男が道化と色どりを演出。終戦後の雰囲気も残しながら、復興のエネルギッシュな賑わいが伝わってきます。 「いろんなことが起こるんですな、ここは」それは言わないほうが。
- tot********
4.0点
所謂グランド・ホテル方式の作品です。この方式の映画、個人的にはお話がバラけてあまり好きではないのですが、この作品は演出もいいのか、キチンとまとまっています。登場人物・細かいエピソードはいっぱいありますが、柱となるお話を2つくらいに絞っているからだと思います。ラストもじんわり余韻を持たせてくれる。昭和の人々の人情も感じることができます。 懐かしい役者さんたちもたくさん出てきます。昭和30年の作品だからみんな若い若い。また、メニューに書いてある値段にも興味が湧きました。やきとり10円を筆頭に・・・ やきとり 10円 バタピー 10円 うに 30円 玉子 30円 ・・・ 高っ! ソーセージ40円 ・・・ ちょっと高いんちゃう? トンカツ 50円 うなぎ 50円 ・・・ 安っ! 天丼 70円 などなど でもこの時代、この価格でこんなもん食べてる人たちって贅沢なほうなんだと思います。
- ami********
4.0点
賑やかで面白いです。 津島恵子のストリップは、私的には一番の見せ場でした。妖艶ですた。 後は、野添ひとみや、若かりし宇津井健、対する丹波哲郎、 いつもの酔っぱらい東野英次郎。それを相手する、私の大好きな、加東大介。 場面も賑やかなら、登場人物も賑やかで、とても楽しいです。 主役の一人である、歌を歌う青年は、私は知らない人ですが、どうもプロ(声楽家) のようですね。顔に不釣合な迫力のある声でよかったです。 言わずと知れた、1932グレタガルボ主演のグランドホテルが、居酒屋になった、 テンポのある作品です。是非お楽しみください。
- bakeneko
5.0点
ネタバレごった煮ミュージカル?群像劇!
このレビューにはネタバレが含まれています。