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新・平家物語 (1955)

監督
溝口健二
  • みたいムービー 9
  • みたログ 155

3.39 / 評価:33件

人間の誕生

  • 文字読み さん
  • 2012年4月28日 0時20分
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

1955年。溝口健二監督。吉川英治原作の映画化三部作の第一弾。「平家物語」などの歴史書によって、平清盛が白河天皇の子だったという筋で展開。貴族にさげすまれる武士が清盛の育ての父・忠盛の時代に力をつけ、自由を求める清盛が比叡山に矢を向けるまで。市川雷蔵が若き清盛を演じています。

本当の父は誰かの悩みから始まり、「血筋」も「官位」も「情け」にも頼らず「実力」で生きていこうとする若者のエネルギーがあふれています。官位を求めて貴族の横暴に耐える父や、貴族の世界を忘れられない元白拍子の母(木暮実千代)とは異なり、何物にも頼らない「一個の人間」宣言。

とにかく人の数がすごい。町の群衆とか強訴に向かう叡山の僧たちとか、とてつもない数です。現代ではありえない映画の動員力で迫力満点。溝口作品では数少ないカラーですが、赤い衣装を中心にきれいな色彩に仕上がっています。監督は異なるものの、翌年公開された第二、第三弾もDVD化が待たれます。

詳細評価

物語
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