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北海の叛乱 (1956)

監督
渡辺邦男
毛利正樹
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4.50 / 評価:2件

鯨一頭の値段は100万円!(現在の1千万円)

  • bakeneko さん
  • 2018年9月5日 11時09分
  • 閲覧数 93
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

1956年の捕鯨業界を題材にした作品で、現在では禁止されているオホーツク海でのザトウ鯨やナガス鯨の漁の様子が記録されています。労働者と企業側の葛藤に恋の鞘当やソ連の工作員も絡んでくる盛りの多いお話となっていて、現在のマルハニチロ株式会社であるマルハ株式会社が協力した進水式や捕鯨船のシーンは本物の迫力であります。

某捕鯨会社は、労働者の待遇改善の組合活動に揺れている最中だった。欧州での研修を終えた社長の息子(上原謙)は、捕鯨船砲手の黒田(藤田進)とは一緒に育った仲で、労働者の側に立った改革を断行して労使と資本家の関係の改善に努めるが、新型捕鯨船の建造に大金をかけた会社は大漁が必須な状況であった。ソ連に新型捕鯨船と共に亡命を図る船員の川名(二本柳寛)の策謀で国境付近に出漁した新型船はシージャックに遭って…というお話に、上原健と藤田進の両方が心を寄せる-船医:久慈あさみや、親が決めた上原健の許婚の久保菜穂子との4角関係の恋愛が絡んできますし、船員の舟橋元の恋人役で安西郷子も美しい顔を見せています。

1950~60年代のカラー邦画代名詞であった少し褪せた画面のイーストマンカラーの色彩も時代を感じさせる作品で、捕鯨砲の仕組みや捕った鯨を捕鯨船の脇に繋いで曳航するといった捕鯨の様子やオホーツク海の風景を見ることが出来ます。

1956年に新型の捕鯨船を造っていたという事象からも、“捕鯨が禁止されるなんて夢にも思っていなかった頃の日本”が封入されている映画で、同時に戦後11年を経て、自衛隊の成立(1954年)や労働運動へのネガティブな視点など、ゆっくりと右に舵を取り始めた日本の状況も見ることが出来ますよ。

ねたばれ?
1、 多くの新東宝映画と同様に本作は短縮版しか存在しません(オープニングタイトルで、久保菜穂子さんが挿入歌「港に独り泣く女」♪を歌う、と出るので期待すると…(涙)
2、 で、結局 久慈あさみと久保菜穂子のどちらを選んだの?

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