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ビルマの竪琴 第一部 (1956)

監督
市川崑
  • みたいムービー 10
  • みたログ 138

4.00 / 評価:24件

今こそ 別れめ いざさらば

  • kor******** さん
  • 2011年3月10日 16時29分
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

当時は国際情勢の事もあり第一部と第二部と分かれて上映されましたが、私が拝見したのはDVDでの総集編です。ですのでこの第一部のレビューには私個人の率直な感想を、第二部のレビューには少しの雑学と他者の意見を書こうと思います。

まず、単純に本作での役者さんの演技は素晴らしいと思います。主演の安井昌二さんの終戦が決まり今後への希望とやる気に満ちた顔から、同僚の多数の死骸を観てしまい、自分は誰の犠牲の上に生き延びているのか?と堪えきれないやるせなさに駆られた表情。自分の中である種の悟りを開いたと同時に、苦しみを共にした仲間と故郷に残した家族とのつらい別れ。1人の青年の心の変化を彼が奏でる竪琴の音楽と共に十分に表現されています。そして何より心優しい隊長役の三國連太郎さんの奥深さ。誰よりも親身になり隊員一人一人の気持ちと将来を考え、過去よりも今から出切る未来の事を切り替えて考える決断(主人公の気持ちを誰よりもくみ取り毅然と行動する切り替え)には惚れ惚れするリーダー性がありました。

じれったい展開には主人公の心の葛藤が観え、悩み、苦しみ、そして自分だけ居残るという決断。自分ならではの「仰げば尊し」で奏でる別れのあいさつにはグッときます。もちろん他の隊員達の合唱、心情の変化も見所。

「ビルマの土は赤い。岩もまた赤い」この台詞にまさに自分が歩いているこの地も本当は赤い(先人達の血)のだと気づかされます。しかし、隊長が言っている通りなによりそれを踏まえこれからを必死に生きていく使命があります。戦争が残した傷跡を示したのではなく、これからの将来の大事さを訴えた映画だと私は解釈しました。

詳細評価

物語
配役
演出
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音楽

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