ここから本文です
【お知らせ】映画館の上映スケジュールについて、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の影響により、実際の上映時間と異なる可能性があります。ご不明な場合は、各劇場にお問い合わせくださいませ。

大地の侍 (1956)

監督
佐伯清
  • みたいムービー 4
  • みたログ 4

3.80 / 評価:5件

明治北海道開拓史

  • bakeneko さん
  • 2011年11月15日 15時37分
  • 閲覧数 1854
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

本庄陸男の“石狩川”の映画化で、時代考証には時代小説の大御所:木村壮八も関与している“開拓&人間ドラマ”の力作であります。

幕末の奥州征伐によって改易となった岩出山藩(現宮城県)の士族が、北海道の石狩川畔の開拓に苦闘する様を描いて、幕末の混乱期を生き抜く群衆ドラマのダイナミズムを見せてくれます。
幕末期の混乱に翻弄される弱小藩の情勢や台頭して来た薩長の専横などが興味深く描かれ、士族の苦難や未開の地であった北海道の自然の脅威もリアルに見せてくれますが、数々の映像ショットや作劇に“西部開拓&移民映画+α”の名場面を取り入れています。
つまり―冒頭の延々と連なる開拓民の群れは、“西部開拓の幌馬車の連なり”の様ですし、苦難の末にようやく支笏湖を見て涙ぐむシーンは、「チャップリンの移民」や「ゴッドファーザーパート2」等の“移民船民が自由の女神を見て感動するシーン”を彷彿とさせます。更に、「怒りの葡萄」等のジョン・フォード作品や「イワン雷帝」等のエイゼンシュタインの名場面を劇中に上手に取り入れている映画ですが、同時に多くの地元の民謡や踊りも忠実に再現している一級の歴史資料作品でもあります。
そして、リアルな叙事詩作品とは言ってもそこは東映映画ですから、主演の大友柳太郎の活躍と高千穂ひづる、三条美紀ら名華の競演を楽しめる娯楽作品で、千歳に本格的に再現された開拓村のロケーション風景に、東北人の底力を感じさせてくれる映画であります。


ねたばれ?
1、 時代考証に正確に、劇中の既婚女性は眉剃り&お歯黒をしていますが、凛とした美しさが見て取れます。
2、 “今時分はサケも河を登って来る頃だろう...”って、あんた北海道の秋は初めてじゃなかったの?

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 悲しい
  • スペクタクル
  • ゴージャス
  • ロマンチック
  • パニック
  • 不気味
  • 恐怖
  • 勇敢
  • 知的
  • 切ない
  • セクシー
  • かわいい
  • かっこいい
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ