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妻の心

いやよセブン

4.0

昭和30年ごろのホームドラマ

1956年製作、監督は成瀬巳喜男。 高峰秀子は薬問屋のイメージを残した薬局の嫁で、夫は家を出た長男(千秋実)の代わりにあとを継いだ次男(小林桂樹)。 姑と小姑はいるが、小姑は結婚が決まっている。 夫と相談して店の空き地で喫茶店をやろうと金策に走っていた。 予算が膨れ上がり、借金の相談したのが友人の兄で独身の銀行員、三船敏郎だった。 そんな折、兄夫婦が勤め先が倒産したとかで、子供を連れて転がり込んでくる。 再起のために借金を頼まれるが、そんなことをすれば喫茶店をあきらめなくてはならない。 長男夫婦は姑を味方につけ、反対しているのは嫁一人みたいになってくる。 閉塞的な状況で。夫は芸者遊び、高峰秀子は三船敏郎に魅かれる。 大きな山場があるわけでもなく、どこにでもあるような話を淡々と描いていく。 当時の女性の余所行きは着物、みんな美しい。

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