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太陽の季節 (1956)

監督
古川卓巳
  • みたいムービー 3
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2.35 / 評価:55件

教訓無し、「生きざま」を観るための映画

  • anticipate1960s さん
  • 2020年10月7日 19時27分
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

「太陽族」という言葉まで生み出した原作・映画ではあるが、今の時代の同世代(高校生との事だ)や、或いは大学生の年代がこの映画の世界に共感出来るかどうかと問われると、疑問ではある。
尚且つ、登場人物らがかなり裕福な家庭の子供らという事で、彼らの遊び方は、現代でも一般家庭の子弟ではそうそう出来るようなお手軽のものではない。(別荘があったり、ボート遊びをしたり、自動車を持っていたり、年齢を偽ってキャバレーというオトナの酒場に出入りする等。)

現代ならば、例えば裕福な家庭の同世代の子供なら、明らかに違う遊びをするだろう。
更に言えば、当時はまだ戦後10年ほどで、貧しい家庭は今よりもずっと貧しかったと言えるだろう。
映画が今以上の娯楽だった時代、内容はともかくとして、銀幕のスターらが演じる若者らの、派手で華麗な青春の「謳歌」ぶりを観て感化された若者らは確かにいたのだろう。

今は自動車自体がステータスをひけらかす道具という事もなくなり(裕福であっても)、むしろゲームに興じたり、スマホ、パソコンを使用したSNSというのが非常に重要なキーワードだったりするわけだ。それは、貧富の差に関わらず、共通したお約束だったりするわけだ。

という事で、当時の世相の一断面を垣間見るには参考になる映画だと思うが、何か感動するとか、自分の人生に何か役立つセリフはあるかとかは考えない方がいい。悪徳映画でもなく、勧善懲悪でも無い。とことん愛に生きて何かを失うという映画でもない。
これは単なる、当時のある階層の若者たちの「生きざま」でしかない。

その、登場人物らの「生きざま」を観るためだけなら、観てもいいんじゃないかと個人的には思う。

自分としては、一応知識のために観ておいた映画、という程度だ。(つまらなかったとは思わないが。)

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