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検事とその妹

bakeneko

5.0

ネタバレずいぶん早く検事になれたんだなあ~

竹田敏彦の小説『検事の妹』の2回目の映画化作品で、時代を戦前(1937年)から戦後(1951年)に移していますが大まかな筋立ては同じになっています。 妹:日比野恵子の献身によって大学を卒業し、司法試験にも合格して検事になった主人公:丹波哲郎が、同じく弟:北原隆の為に罪を犯した姉:筑紫あけみを捌く事になる。丁度そのときに妹の婚約者:天地茂が汚職事件を起こして…というお話で、やっと掴んだ妹の幸せを自身の手で損なわなければならない苦悩と、同じく寄り添って生きてきた姉弟への温情裁判がクライマックスとなっています。 終盤の丹波検事の熱演に、後の「砂の器」の検事の前身を見つけることも出来る作品ですし、江川宇礼雄の狒々親父の怪演も見所ですよ! ねたばれ? 本原作の最初の映画化作品(日活版 渡辺邦男監督)では、兄妹は岡譲二&原節子の配役になっていますし、ディック・ミネの歌う主題歌『人生の並木道』(作詞:佐藤惣之助、作曲:古賀政男) は大ヒットしました。

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