日本橋

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日本橋
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(10件)


  • ぴーちゃん

    5.0

    ネタバレもっと注目されていい作品だと思う!

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • bar********

    3.0

    よくわからない

    日本橋。市川崑監督……なのだけれど、この映画よく分からない。 迫力はなかなかのもの。緊張感がある。 でも演出においては一体何をしようとしているのか分からないことがある。 不気味さの演出? 新奇すぎてちょっと意図がわかりづらい……気が付くと、「ああこれは、怖がらせようというんだな」となるけれど、そのときには次のシーンへ行っている。その遅れがやや不快になる。乗りたいのに、乗れない感じ……。 あとちょっと強引なところ(?)があるような気がします……。執拗なところというか、突飛なまま無理矢理設定を作っちゃうところとか……私置いてきぼりで、「はあ?」となります。でも登場人物は私たちの戸惑いに当然気づかないので、みんな勝手に合点してどんどん話が進んでいく。 これが怖いってことか……ぜんぜん話に乗れない怖さ……。

  • kih********

    3.0

    男たちも、妖しく哀しい

    予告編で曰く:「泉鏡花の極美の世界」。文学的「極美」をスクリーンの「極美」に映画化する試みなのだろう。確かに美しい。これが市川美学なのだろうと納得した。 予告編の字幕が続く;「日本橋に狂い咲いた赤い花。冴える鉄火の肌、閃くめく人情の火花。流れるは笛の音か、熱き涙か。」こうなると難しい。そして:「妖しい女の情け、哀しい女の執。」―― お手上げ。女の妖しさも哀しさも縁がない。知らないものは分かり様もない。 予告編最後の字幕:「夢か幻か/血ぬられた/極彩絵図」。その通り、これは夢か幻か、どうも訳の分からない極彩の絵図だけが印象に残った。 女については初めから分からないのだが、この映画では男たちについても分からなくなってしまった。この男たちもちょっと妖しく哀しくないか。どうなんだと思っていたら、最後の最後、自らを「煩悩」という言葉で片づけてしまった。肩すかしで逃げられた。仏門に入るのだそうだ。分からないことばかりだった。 (齢もいってしまったが、今更分からないでもいい世界のようだ。分からない方がいい世界かもしれない。少なくとも、分からないからと恥ずかしがらなくても良さそうだ。)

  • spl********

    3.0

    美しい

    女優さんも男優さんも、彼らの所作や言葉遣いも美しい。 今、玉三郎さんの舞台が映画として公開されています。ちょっと古い作品ですが、興味があって、見てみました。 淡島千景と山本富士子、まだ少女の面影を残す若尾文子。 今の映画のように絶えず音楽や効果音が流れているのと違って、昔の作品には沈黙の「間」があり、それが情緒があっていいですね。 ハッピーエンドではありません。古い時代の、男女の情とかしがらみが絡み合って、なんとも哀しく哀れさを感じさせる、余韻のある作品でした。 市川昆監督の映像美はすばらしいですね。それも、時代ならでは、だったのかもしれませんが。

  • ********

    4.0

    因果関係ではない関係

    1956年。市川崑監督。幽霊が出ると噂の家を買った威勢のいい芸者(淡島千景)は、玉の腰の旦那をつかまえたライバル芸者(山本富士子)に挑むように、彼女と思いあっていながら何もできない大学生と恋仲に。徐々に本気になっていくが、男は別れ話を切り出していなくなってしまう。すると正気を保てなくなり、、、という話。幽霊屋敷のたたりの話のようでもあり、三角関係とライバルの話のようでもあり、狂気との関係で北海道の男や警察官が出てきて、なにやら正常と狂気が国家とかかわる話のようでもある。殺人事件も起こるし。 とにかく単純な因果関係には収まり切らない複雑すぎる話。そのつながりは、例えば、恋の発端が死んだ姉と菊人形と好きな女の「類似」だったり、三角関係の始まりが思いのつまった貝をめぐる出会いの「偶然」だったり、和解の兆しが二階から階下へと落ちていく扇子がつくる「接続」だったりする。決して「因果」ではつながらない映画。 ・・・のはずだけど、それが成功しているかどうか。感情を込めすぎないようさらっと演じる淡島と、ねちねちじっくり情緒的に演じる山本は別の映画に出演しているのではないかというほど演じ方が違う。キャラクターの違いではなく、映画の調子を一本化できなかったのかもしれない。

  • peo********

    4.0

    ただ、他人ではありたくない

    美しい、の一言に尽きる。 女優の容姿と、男優の言葉回しが。 「ただ、他人ではありたくない」 そんな愛の告白ってどうよ? そんなこと言われたら痺れちゃうわ、アタシなら。 イマドキ、そんな洒落た言葉を口に出来る男なんかいないだろーけど。 淡島千景も山本富士子も若尾文子も、年をとっても美しいけど 若い時もとっても美しい。 本物の美人ってのは何歳でも美しいんだなと思った。 今が旬の若い美人女優さん達の何人が、 年をとっても美人でいられるんだろうか。 たぶん、そういないだろーなと思う。 さて、内容は。 芸者のありがちで哀しい運命と、男の純情を シンプルに描いた、わかりやすいストーリー。 妻や子を捨ててまで色に走り、命まで落とす男。 名誉も地位も捨てて、巡業に出る男。 正常な精神を捨てて、夢の中に逃避する女。 愛を捨てて生きる女。 この時代って、なんでこんなにいろんなものを捨てなきゃ 生きられなかったんだろうね。 些細な煩悩なのに。 なんでこんなに不器用なんだろう。 でもそれが、今よりも、ずっとずっと贅沢にも思えたりなんかして。 古臭い感じはないです。 映像も綺麗だし、人を愛する切なさはいつの時代も同じだから。 53年も前の、上質で上等な芸者映画に最後は涙。

  • ペイばあ

    5.0

    映画って感じ

    映画って感じ 女優がお人形ではなく 男優が切なくて イメージワードにチェック入れられない「粋」って言葉が ないものね

  • mit********

    3.0

    綺麗な映画です。

    対照的な二人、お孝と清葉。同じ芸者でありながらもこんなにも違うんですよね。個人的には淡島さん演じる「お孝さん」に魅力を感じます。 冒頭からの切符のいい台詞まわし。それとピタリとあった身のこなし、「清葉さん」役の山本さんにやれと言ってもそれは無理でしょう。本当に見事なキャスティングです。 そんな「お孝さん」が精神的にまいってしまう後半戦、今度は「清葉さん」が俄然頼もしいですね。最後、みなそれぞれの道をたどっていくわけですが、観終わって感じたことがひとつ。 船越さん演じる警察官が、実は物語の展開上、直接は関係ないけれどポイントとして大事な行動をとっていたんですよね。本人はまるで気づかず普通に行動していただけなのですが。 物語の構成もしっかりとしていて、役者もうまい。とても品のいい映画だと思いますよ。 しかし若尾さんはあんな若い頃から今と変わらない話し方をしていたんですね。いじめられていてもちょっと偉そうでしたが・・・。

  • じゅんさん

    5.0

    宿命と嫉妬

     お孝(淡島千景)と清葉(山本富士子)の対照的な人物像・運命が、二人の客葛木晋三(品川隆二)とクマこと五十嵐伝吉(柳永二郎)によって、濃密に絡み合っていく。  その巧妙なドラマ展開は、だが、やはり対照的な宿命のぶつかり合いを見せる。  何事も内省し自粛する清葉と葛城。   芸者となった身であれば、芸者に惹かれた身であれば、慎む事も常ならん。  彼らは縁を切るように切るように生きていく。  何事も奪い取り活動するお孝とクマ。  嫉妬と孤独が表裏一体に張り付いた二人は、いがみあいながら同じような行動をする。  どうにか関係をつなげようと生きる。  クライマックスに向かうにつれて四人の運命が交錯し、宿命となる。  彼らはこうならざるを得なかったであろうという感覚を我々に与える見事な作品である。  清潔過ぎるセットは微妙に違和感を生じさせたが、市川昆特有の映像美は素晴らしかった。

  • pkj********

    4.0

    日本橋の芸者の生きざまを描いた作品

     大正初期の日本橋を舞台に、新旧二派の芸者の二人の生きざまと、それを取り巻く周辺の男たちの色模様を描いた、泉鏡花の文学作品を巨匠、市川崑監督が描いた1956年の作品。淡島千景、若尾文子、山本富士子、川口浩、船越英二などの豪華なキャストが若いころの作品。原作の小説も読んでみると時代背景もつかみやすいかもしれません。

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