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日本橋 (1956)

監督
市川崑
  • みたいムービー 10
  • みたログ 80

3.90 / 評価:23件

男たちも、妖しく哀しい

  • 百兵映 さん
  • 2014年9月11日 11時39分
  • 閲覧数 582
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

予告編で曰く:「泉鏡花の極美の世界」。文学的「極美」をスクリーンの「極美」に映画化する試みなのだろう。確かに美しい。これが市川美学なのだろうと納得した。

予告編の字幕が続く;「日本橋に狂い咲いた赤い花。冴える鉄火の肌、閃くめく人情の火花。流れるは笛の音か、熱き涙か。」こうなると難しい。そして:「妖しい女の情け、哀しい女の執。」―― お手上げ。女の妖しさも哀しさも縁がない。知らないものは分かり様もない。

予告編最後の字幕:「夢か幻か/血ぬられた/極彩絵図」。その通り、これは夢か幻か、どうも訳の分からない極彩の絵図だけが印象に残った。

女については初めから分からないのだが、この映画では男たちについても分からなくなってしまった。この男たちもちょっと妖しく哀しくないか。どうなんだと思っていたら、最後の最後、自らを「煩悩」という言葉で片づけてしまった。肩すかしで逃げられた。仏門に入るのだそうだ。分からないことばかりだった。

(齢もいってしまったが、今更分からないでもいい世界のようだ。分からない方がいい世界かもしれない。少なくとも、分からないからと恥ずかしがらなくても良さそうだ。)

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物語
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