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乳母車

乳母車

110

kin********

2.0

ネタバレ中途半端な印象

確か石原裕次郎の本格デビュー作だったと記憶。人柄のおおらかさがそのまま現れた自然な演技。正統的な二枚目顔でないところがまた新鮮。裕ちゃんの登場がセンセーションを巻き起こしたことが想像できます。  内容はというと、芦川いづみが異母妹に強い愛情をそそぎ、不倫を許容する心情に共感できます。人柄の素晴らしい宇野重吉の父親も、新珠三千代から恋心を打ち明けられたら子どもを作る関係になるのは当たり前、という人間の切ない一面を鋭く突きつけてくれる。と、前半は面白く見ることができました。  後半になると、大人たちの思いを綿々と綴るも、当たり前の理屈が並んでいる展開で、興ざめ。全体としては、人間追求が中途半端に終わってしまった残念な作品と思います。

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