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流れる (1956)

監督
成瀬巳喜男
  • みたいムービー 37
  • みたログ 180

4.24 / 評価:66件

三味線とミシンと

  • まんだよつお さん
  • 2017年10月14日 15時41分
  • 閲覧数 763
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

上手いなぁ、成瀬監督。絶品だよ。

日本橋芳町の置屋「つたの屋」。花柳界に生きる女性たちの日常が、室内劇を中心に描かれていく。小さないさかいや、思わぬ事件、人と人の出会いや別れがあるけれども、しょせんはコップの中の出来事。ゆっくりと、しかし、いっときもとどまることなく滔々と流れる隅田川……。

ひと癖もふた癖もあるような大女優を、特定の一人に偏重することなく、それぞれの個性を活かしながら、全体を群像劇として破綻なくまとめている成瀬監督の力量に驚かされるとともに、それに応える女優さんたちの演技力にも目を見張るものがある。

薄暗い置屋の一階で三味線を弾く山田五十鈴や杉村春子たちと、開け放たれた窓からの光を浴びながらミシンを踏む二階の高峰秀子の姿を描いたラストシーン。移り変わる時代の中で流れていく、異なる世代の女性たちそれぞれの姿を象徴して素晴らしい。

けだし、名作である。

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