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流れる (1956)

監督
成瀬巳喜男
  • みたいムービー 37
  • みたログ 180

4.24 / 評価:66件

女のひとの生きていく強さを流れる品格。

  • hakkatou さん
  • 2008年8月19日 17時17分
  • 役立ち度 12
    • 総合評価
    • ★★★★★

落ちぶれていく老舗の置屋に暮らす女たちのそれぞれの悲しさ、あたたかさを描いた物語。男運のない女、生活をしようとする女、ちゃっかりした女、したたかな女、行き場のない女、芸者として育てられていく女。。。そのすべてを包み込むようなやわらかさで見守る女中の安定した存在は、映画の中の人物だけでなく見る者にも安らぎを与えてくれる。黄金期の日本映画を代表する女優が多く出演しているのも大きな魅力のひとつで、山田五十鈴さん、杉村春子さん、田中絹代さん、高峰秀子さんを中心に特別出演に栗島すみこさんなどオールスター映画と呼ぶにふさわしい豪華な顔ぶれです。衣装、特に浴衣の柄がどれもすてきで、現代の生地にない大胆な瓢箪柄、銭柄、市松模様、大柄の水玉模様etc・・・に少し崩したように結ばれた半幅の帯が何とも言えず色っぽい。洋装もお洒落であり、特に昔の恋人に会いに行くときのな々子(岡田茉莉子さん演じる)の着用しているツーピースのカットの美しさや勝代(高峰秀子さん)のお出かけ着とみられるギンガムのワンピース姿は次世代を生きる女らしく質素ながらもモダンな印象で好感がもてました。隣のお蕎麦屋さん、飼い猫のポン子、おまわりさん、趣味のいい食器類、さりげなく映される化粧を施すシーンなど、脚本の良さといいテンポの良さといい素晴らしい映画です。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 笑える
  • ゴージャス
  • 切ない
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