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(1957)

監督
大曾根辰保
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3.38 / 評価:13件

笠智衆デカ

  • 文字読み さん
  • 2010年6月4日 1時46分
  • 閲覧数 351
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

1957年。大曽根辰保監督。松本清張原作の映画化。都会で一旗挙げようとする若者たちが失敗していく様子を、ファッションモデルとして成功しかける女性(岡田茉莉子)を通して描く。いかにも松本清張らしく、戦後社会の欲望のうごめきのようなものをとらえようとしているのですが、映画自体はとても凡庸です。「仁義はこれっぽっちもないアプレ野郎」というセリフに注目。原作も映画も戦後世代(アプレ・ゲール)のモラルのなさをなげく。

すごいのは田舎の刑事役の笠智衆。朴訥な語り口ながら敏腕という設定なのですが、まったく演技ができないことがよくわかります。役柄として、独り言をいったり決断に逡巡したりするのですが、びっくりしたような表情でうろうろしているだけです。ここまで適切に動けないのは逆にすごい。だから小津監督映画では貴重なのでしょうけど。

身体を張って生きていく若い岡田茉莉子もいいけれど、笠智衆デカにはかないません。全体的にかったるいカットの連続の中で、冒頭、走っているホームに列車から飛び降りるのをワンカットで撮っているシーンがあり、ちょっと驚きました。そんなに簡単にできることではない。

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物語
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