ここから本文です

山鳩 (1957)

監督
丸山誠治
  • みたいムービー 2
  • みたログ 7

3.43 / 評価:7件

愛ちゃんは太郎の嫁になる~♪

  • bakeneko さん
  • 2011年11月30日 12時27分
  • 閲覧数 878
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

北条秀司の原作を丸山誠治監督が信州ロケの魅力を生かして映画化した作品で、信州の草津と軽井沢の間にある小さな駅を舞台にした“中年の駅長と飛び込んできた若い娘との愛情”を、周囲の人々との交流をちりばめながらゆったりと描いた“人間ドラマ&駅内喜劇”の良作であります。

本作の見所は鉄道ファンの方には、田舎駅の構造の素朴な趣や草軽電鉄の電車のシンプルな機能美?で、昭和30年代の単線電気鉄道のシステムを見る事が出来ます。
そして一般の方には人間ドラマとして、いつもの洒脱な役とは異なり、純朴で女に奥手な仕事人間を演じる―森繁久弥の朴訥な駅長と、輝く若さと才気が眩しい:岡田茉莉子さん(24歳♡)が演じる―“愛情に恵まれなかった為にちょっと貞操感覚が欠落している気立ての良い若い娘”が織りなす“静かな愛情の積み重ね”の心地良い暖かさが魅力の作品であります。
本作を見ていると、清々しいくらい何もないけれど、自然豊かな駅の風景や青空が解放感を楽しませてくれますし、地元の善良な人々:田中春夫、左卜全、須賀京子、大村千吉、三好栄子、中村是好らのちょっとズレた感覚の面白さも“主人公の2人の真面目な想い”に、息抜き的なユーモアを加えて絶妙であります。そして、ゲスト的出演の、清川虹子、東野英治郎、千秋実、佐原健二らも賑やかに顔を見せて愉しませてくれます。
そして、岡田茉莉子さんはあどけなさと艶やかさの共存する女の顔を絶妙に演じ出すと共に、野外での疾走に加えて入浴シーンでは綺麗な歌声まで披露していて、“溢れ出る情感の瞬間”を煌めく美しさで魅せてくれます。

朗らかな情感と牧歌的な鉄道風景を楽しめる人情喜劇で、多くの方が気持ち良く田舎駅での鷹揚な群像劇を楽しめると思いますよ。


ねたばれ?
薬売りの商人が、“補充しておきましたよ”と言っているのは、“置き薬制度”という日本独自の薬売り方式で、薬売り側が最初に薬箱を無料で置いておいて、以降定期的に訪問して使った分のみを補完してその分料金を貰うシステムであります。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 笑える
  • 楽しい
  • 悲しい
  • ファンタジー
  • ゴージャス
  • ロマンチック
  • パニック
  • 不気味
  • 勇敢
  • 知的
  • 切ない
  • セクシー
  • かわいい
  • かっこいい
  • コミカル
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ