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仇討崇禅寺馬場 (1957)

監督
マキノ雅弘
  • みたいムービー 2
  • みたログ 11

3.60 / 評価:5件

武士と庶民の価値観

  • おーるどぼーい さん
  • 2009年2月16日 0時50分
  • 閲覧数 179
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

武士の面目と女の愛情が絡まりあい起こる悲劇。主人公の武士・伝八郎に大友柳太朗、彼を愛する娘・お勝に千原しのぶ。

師範代・生田伝八郎は藩の武芸試合に思わぬ敗北を喫し面目丸つぶれ、汚名返上のためその相手と果し合いをし討つ。だが今度はその兄弟に追われる立場になり…。

崇禅寺馬場とは、伝八郎が兄弟と果し合いをする場所のこと。そこで二度の悲劇が起こる。追手と正当な果し合いを望む伝八郎だが、彼を思いやるお勝の気持ちが、兄弟を大勢でなぶり殺す結果に。

真面目な伝八郎は、相手を卑怯な手で殺してしまったことで精神を病んでしまう。狂いだす大友の演技が見もので、ここら辺はまるで怪談映画(目つきがすごい)。そして伝八郎を最後まで愛しぬくお勝の一途さが加わり、終盤は怒涛の迫力。再び崇禅寺馬場に戻った二人は死を迎えるのだった。

武士と庶民(あるいは男と女)の価値観の相違がポイント。あくまでも面目・誇りを気にする伝八郎は根っからの武士、対して愛する男の身を最後まで案じるお勝は、武士的(もしくは男的)な建て前よりも偽りの無い気持ちを優先させる。武士的精神と庶民的思いやり、お互いの価値観・立場の相違が生んだ悲劇と言えるか。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 不気味
  • 恐怖
  • 絶望的
  • 切ない
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