「元禄忠臣蔵 大石最後の一日」より 琴の爪
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(1件)

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  • 映画の夢

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    忠臣蔵の新鮮な見方

    ラピュタ阿佐ヶ谷で開催中の『添えもの映画』特集で鑑賞。 昔は(特に映画館数の少ない地方では)二本立て上映は当たり前で、メインの作品のおまけとして「同時上映」作品があった。まれにおまけの方が秀逸な場合がある。私はスピルバーグの処女作『激突』を北陸の田舎の映画館で見たのだが、その時のメイン作品が何だったか、今ではまったく思い出せないのである。 <添えもの>映画は四十〜六十分くらいで、集められた作品の中で一番新しいものでも一九六四年作。テレビが普及する前の一時間完結ドラマといったところか。 『琴の爪』は討ち入り後、某藩屋敷に蟄居させられて沙汰を待つ、大石内蔵助を含む赤穂浪士十七人を描く。この視点が従来の忠臣蔵物にはなく、新鮮である。なおかつこの物語設定が、五十分前後という時間にぴったりなのだ。もし通常作品と同じ一時間半から二時間に当てはめたら、間伸びして仕方がなかっただろう。 静かな日常の中、浪士のひとり(中村扇雀)と娘(扇千景)の悲恋が描かれる。扇が驚くほど(失礼)美しい。いや、美しいというよりかわいい、アイドル風の顔立ちである。この映画に出演後、扇雀(のちの坂田藤十郎)と扇は結婚している。 ラストの切腹シーンで、ひとりずつ名を呼ばれ、座敷に白装束で座る浪士たちが減っていくさまは物悲しい。 この<添えもの>映画の<添えもの>は『生きている小平次』だった。

スタッフ・キャスト

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中村扇雀[2代目]磯貝十郎左衛門
中村鴈治郎[2代目]堀内伝右衛門(細川家家来)
山田巳之助乙女田杢之進(浪人)
扇千景その娘おみの
松本染升吉田忠左衛門
土屋詩朗原惣右衛門
山道恵介片岡源吾右衛門
清水正[俳優]間瀬久太夫
吉頂寺晃小野寺十内
荒川清一間喜兵衛
秋月竜堀部弥兵衛
田中春男近松勘六
桜井巨郎富森助右衛門
平田昭彦潮田又之丞
森川信赤埴源蔵
笈川武夫奥田孫兵衛
藤木悠矢田五郎右衛門
小瀬格大石瀬左衛門
上村幸之氏家平馬(小姓)
堺左千夫町人A
大塚国夫仇討の丁稚

基本情報


タイトル
「元禄忠臣蔵 大石最後の一日」より 琴の爪

上映時間
-

製作国
日本

製作年度

公開日
-

ジャンル