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幕末太陽傳 (1957)

監督
川島雄三
  • みたいムービー 103
  • みたログ 575

4.12 / 評価:217件

貫禄の名作

  • kin***** さん
  • 2019年11月11日 9時20分
  • 閲覧数 659
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

落語の名題がいくつも。
「居残り佐平次」はもちろん、「お見立て」「品川心中」「三枚起請」「五人廻し」。
 そんなてんこ盛りの材料をテンポよくまとめた脚本が見事です。

 江戸の終わりの大店「相模屋」を再現したセットがほぼ舞台のすべて(それ以外は表通り、ラストの墓場、そしてプロローグの現代の品川だけ)。
 その中で雑多な人物たちを見事に整理した演出力も素晴らしい。緩急自在の、さすが鬼才川島雄三の代表作と言われる傑作です。

 フランキー堺が何でも人並み以上にこなす機転のきく人物、というキャラクターは、数年後「貸間あり」でも再現されていて、おそらく川島雄三好みの人物なのでしょう。終盤にかけて、やたらと咳をする肺病ヤミという設定はもともと「居残り佐平次」のものですが、川島雄三の思い入れはここにあるのかもしれません。
 他レビューの方の中にある、病気のふりして煙に巻いてる、という解釈も合理的とは思いますが、やっぱりここは死の影に怯える佐平次を取りたい。

 日活100周年記念のデジタル修復版ということですが、セリフはこもっていいて聞きづらい。映像もそれほど良くはなかったのが、残念。贅沢な感想ですが。

詳細評価

物語
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