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純愛物語 (1957)

監督
今井正
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2.75 / 評価:4件

今井正による社会派純愛映画。

  • 二酸化ガンマン さん
  • 2015年3月2日 17時52分
  • 閲覧数 598
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

いわゆる難病純愛映画ですが、何せ山本薩夫と並ぶ左翼系映画作家今井正の作品ですから、一味違います。
戦争が終わって10年。戦災孤児である主人公中原ひとみは上野にたむろっている不良少女です。不良少女と言っても伊藤麻衣子や高部知子ではなく(古いな)、中原ひとみがあの可憐な顔ときゃしゃな体型で演じるのでどこか健気です。彼女はある日、同じ孤児でありチンピラの江原真二郎に出会い、親しくなります。二人が更生し、人生これからという時に、彼女の体を病魔が襲います。
彼女は、原爆症だったのです。
恋愛映画の体裁を取った社会派作品と言うべきか、社会派の主張を持った恋愛映画と言うべきか。さすがは今井正、戦後日本の荒んだ風潮や戦災孤児と言った当時の社会問題を背景に、やがて原爆というより大きな問題を切り込ませて若い恋人同士の悲劇に重ねて合わせてゆく手法があざやかです。山本薩夫もそうですが、娯楽作品の中に重い社会的メッセージを取り入れる事を得意とする今井正の面目躍如と言える作品です。
後に江原真二郎夫人となる中原ひとみの可憐さ、はかなさがこの映画の悲劇性をより高めます。

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