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集金旅行

kin********

2.0

ネタバレ雑な人情劇

井伏鱒二原作となっていますが、ストーリーはいい加減です。文豪と言える作家ですが盗作疑惑もあり、実は三文作家だったのかも。  アパート経営の男が死んで、彼が金を貸していた者たちを、住人から依頼を受けた失業男(佐田啓二)が訪ねていくのですが、住人のひとり愛人業の女(岡田茉莉子)が同行します。彼女は愛人だった男たちから慰謝料をもらうため訪ねていくのですが、ふたりの目的地がことごとく同じって、いくらなんでもそれはないだろ、と思います。小学生の遺児を母に届けるため連れていくのも、まあ色を添えるためのご都合。  終盤、遺児を母に届けたら話は終わっているのに、そこから花菱アチャコの見せ場を作る芝居を無理くりくっつけてあります。(おそらく地元企業とタイアップの結果ではないかと)  佐田、岡田、アチャコたち当時の大スターたちの顔見せと、地方の旅情あふれる風景が取り柄の映画。後年「神様のくれた赤ん坊」とのタイトルでリメイクされているので、ヒット作だったのでしょうが、正直退屈な映画でした。

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