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はやぶさ奉行 (1957)

監督
深田金之助
  • みたいムービー 3
  • みたログ 22

3.00 / 評価:10件

松方弘樹と千恵蔵の意外な関係

  • ultra_kandenchi さん
  • 2008年5月28日 21時21分
  • 閲覧数 500
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

タイトルの「はやぶさ」とは何だろうか?どうやらこれには特に意味がないようだ。「XX奉行」という当時の千恵蔵主演「遠山の金さん」シリーズの中の一作。他に「火の玉奉行」「たつまき奉行」「海賊奉行」「さいころ奉行」などがあった。同時期に「判官」シリーズというのもある。「入れ墨判官」とか「さくら判官」とか。タイトルだけで結構そそられる。フィルムがとてもきれいな状態で、多分再プリントだと思う。

いやあ、楽しい。お約束満載のプログラム・ピクチャーに、千恵蔵は水を得た魚のごとく実にハマリがよい。私が見逃しただけかもしれないが、よくわからないところは暗殺装置以外にもいろいろあった。藤兵衛の家族の男の子はお景の弟なのか、息子なのか。栃木で金さんにつきまとう謎の女、お半(花柳小菊)の正体は最後まで謎のまま。でもそんなことはどうでもいい。それぐらい千恵蔵の達者さは圧倒的。上州出身の大工の甚五郎になりすますところでは、メイクも変え、台詞回しも変え「オラは左甚五郎みたいな名人になりたいだ」と言う。町人金さんのときはべらんめえ江戸っ子調、お白州に裁判官として現れるとパハッと息継ぎしながら重低音で唸り声のような台詞回し。声の音程・発声・テンポをたくみに使い分ける、これぞ千恵蔵の本領という、「芸」が爆発する。実は千恵蔵は話芸の達人であったのだ、ということに気付いた。

ついでに気付いたのは、TVで遠山の金さんを演じるときの松方弘樹の演技。お白州シーンでの台詞回しにはいつも違和感があったが、あれは千恵蔵を意識しているのだ、とわかった。

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