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どたんば (1957)

監督
内田吐夢
  • みたいムービー 1
  • みたログ 10

3.50 / 評価:4件

生死を分けたのは…。

  • bakeneko さん
  • 2009年10月30日 16時51分
  • 閲覧数 754
  • 役立ち度 8
    • 総合評価
    • ★★★★★

”落盤事故の生存者救出の顛末”を凄まじい現実感で描いて、昭和三十一年度に芸術祭で文部大臣賞を得たNHKテレビ・ドラマを内田吐夢が社会性を加味して映画化した、“緊迫感漲る救出劇”の傑作であります。

黒澤映画の黄金期を築いた名脚本家の一人である、菊島隆三の原作を、更に橋本忍と内田吐夢が練り上げた脚本を用いて、情景をスケールアップ&活劇描写を湛然にして、実力派俳優を起用した本作は、“災害救出劇の古典”にして今日に至るまで創られた多くの作品中の白眉であります。

事故の発端から経過、終末に至る経過を明確に見せて、
問題点とタイムリミットを正確にきって、
登場人物の立場と行動原理、群集心理の動向
を把握してみせる作劇は、圧倒的な臨場感を体験させてくれます。
更に、江原真二郎、中村雅子、波島進らの熱演に加えて、岡田英次、加藤嘉、東野英治郎、志村喬、飯田蝶子、花沢徳衛、高堂国典らの名演を見ることが出来ます。

内田吐夢の演出は自然体ですが熟練した手腕で、事態を明確に提示しつつも各人の心理状態を痛いほど冷静に見せてくれます。(凄惨な場面はもちろん皆無ですが)極限の恐怖と緊張感が味わえる、万人向けの見事な娯楽作品ですが見終わってとても疲れる映画でもあります。

詳細評価

物語
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映像
音楽

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