日露戦争勝利の秘史 敵中横断三百里
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

作品レビュー(5件)

かっこいい33.3%勇敢33.3%ファンタジー33.3%

  • kih********

    3.0

    『少年倶楽部』作品に現代っ子も熱狂する?

     公開が1957年だから、戦意高揚映画ではなくて、戦争ノスタルジー映画というのが当たっているかもしれない。当時の『少年倶楽部』の『敵中横断三百里』が原作で、「血沸き肉踊る展開に子どもたちの熱狂的な人気を得て、単行本が大ベストセラーになった。」(ウィキペディア)という。ただしそれは今次大戦前のこと。やはり戦意高揚に一役買っていたわけだ。黒澤明が脚色したのも戦前のこと。それを映画化したのは、戦後の、それも10年以上経ってのこと。その意図はどういうことだったか。  タイトルがいうとおり、“日露戦争”で斥侯隊が“敵中横断三百里”を敢行した作戦の “秘話”である。こうやって雑誌や映画で公開してしまえば秘話ではなくなってしまう。斥侯活動は元々極秘裡に潜行するものだ。秘話を秘話とタイトルに断ってまで公開するという意図はどういうことだったか。  ま、いい。これを、現代の“少年”たちが見て、「熱狂的」になるか、白けてしまうか、そのことの方に関心が行く。

  • pos********

    1.0

    ネタバレご都合主義の理由

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • ぴーちゃん

    3.0

    黒澤フリークにだけお勧めします

    1957年大映。森一生監督。出演、菅原謙二、北原義郎、高松英郎、根上淳など。 正確なタイトルは「日露戦争勝利の秘史 敵中横断三百里」である。 黒澤さんの脚本。黒澤フリークとしては避けては通れない一本であった。と言ってもクレジットは黒澤明、小国英雄となっている。まぁ、黒澤組だわな~。なんでも戦前に書いた脚本をこの年に映画化したということらしい。 物語は日露戦争のときの話で、背景としては、この日露戦争当時、日本軍は緒戦から危うい勝利を拾い続け、ここまでなんとか全体での優勢を保っていました。しかしながらそれは国力の限界を超えて軍に補給を続けていった結果でした。また、ロシア軍を追って満州の奥深くへ進撃を続けたため、兵站の維持や兵力の補充はさらに困難になり、旅順攻囲戦の激しい消耗を経て戦争の継続自体が危うい状況になっていたのです。つまり青息吐息で戦争をなんとか続けているという状況。マラソンに例えれば倒れる寸前です。 1905年3月、満州軍首脳は、奉天で増援を待つロシア軍に対して、日本軍有利の今の内に講和を結ぶため、賭けとも言える総力戦を挑んだ。大山巌は「本作戦は、今戦役の関ヶ原とならん」と訓示し、その決意を将兵たちに示しまた。この総力戦に全てを賭ける為全勢力を注ぎ込まねばならなかったのですが、ここに問題がありました。司令部は決戦の地が奉天か鉄嶺かはっきり計りかねていました。果たしてロシア軍がどちらに集結しているのかの情報を探るために6人の斥候隊が組織され、敵地に送られました。6人は任務を遂行して無事に帰ってこられるのか…っていうお話です。 原作は戦前、山中峯太郎が日露戦争での秘話をもとに描いた実録小説で、講談社の『少年倶楽部』に連載された。血沸き肉踊る展開に子どもたちの熱狂的な人気を得て、単行本が大ベストセラーになったようです。山中峯太郎は何度か名前を聞いたことがあります。もちろん読んだことはありません。 83分という尺の映画なので結構とんとんと物語は展開していきます。北海道ロケしたという雪原をロシア軍に化けた6人の斥候兵が馬を飛ばす場面はそれなりに雄大。菅原謙二演じる斥候隊長の馬だけが白毛でわかりやすい(笑)  どうも、とうに亡くなった母が娘時代に観てとっても興奮して面白かったと語ってくれたことのある「五人の斥候兵」と勘違いしていたようだ。正直それほど面白い映画であるとは言い難い。それでも個人的には黒澤ファン目線から観ると、面白い発見があった。つまりこれは戦前の脚本であるということからして、明らかに後の「七人の侍」につながる習作のようなものなのである。つまり建川斥候隊長が勘兵衛、一番若い斥候隊員沼田が勝四郎って構図がなりたつ。雪原で野営して仮眠をとる際に隊長の勇気と冷静さに感極まって「あなたは素晴らしいひとです」って言うシーンすらある。わかる人はわかると思うが、これはまんま「七人の侍」で勝四郎が種子島(鉄砲)を奪ってきて帰ってきた久蔵に対して憧憬を抱いて言う台詞と一緒なのである。 無論、七人の侍ほど、キャラクターの描き分けは出来ては居ない。馬賊の首領になって任務を遂行している日本軍の橋口特務機関長のもとに6人が泊まった際にそれぞれのキャラクター紹介を兼ねた特徴づけが行われてはいるのであるがほとんど生きていない。曰く、連隊一の食いしん坊、連隊一の乗馬の名手とかね。あとは「七人の侍」の五郎兵衛にあたる建川隊長の女房役として野田斥候隊員というのが出てくる。すごくよく気がつくというキャラクター付けでそれは隊長の「女だったら女房にもらいたいくらいですよ」の台詞で表現されているのだが、これもいまいち上手くそれ以降キャラが立ってこない。6人中キャラが立っているのは隊長と前述の隊長を慕う新兵沼田と隊長の右腕で自分の馬をこよなく愛し馬に「べっぴんさん」と話しかける豊吉隊員(北原義郎)位なんです。この辺が惜しい。 隊長建川は後の黒澤映画で散々見聞される冷静沈着、文武両道、中国語にもロシア語にも堪能なスーパー・ヒーローである。人格的にも優れていて非の打ち所がない人物像。高松秀郎の大竹斥候隊員あたりが多分、血の気が多くておっちょこちょいな感じで菊千代の原型にあたる感じではあるのだけど、あまりに見せ場が少ない。新兵沼田の最後がちょっとだけいいかな~。 でも全体としてはとても平坦な映画で、黒澤脚本でなければ取り立てて語るべきところのないような凡庸な出来の作品ではあります。例えば同じ黒澤脚本の「土俵祭」と比較してもその出来は一目瞭然といわざるを得ません。 黒澤フリークにだけお勧めします。

  • spl********

    3.0

    坂の上の雲

    の影響か、日露戦争に関する映画が見てみたいと思って借りてみました。 これは少年漫画誌に載っていた少年向け冒険小説を映画化したものだそうです。 まあ、かなり都合よく書かれているものなのでしょうが、少年向けであることを思えばわかり易くするのも当然かな。 作られたのが昭和32年ということで、年代を追ってみればまだまだ明治生まれが現役世代。 当然、日露戦争が今よりずっと近い時代の出来事だったわけで、 言葉遣いや俳優の芝居も、今とは全然感覚が違う。でもそれが面白くて新鮮。 このころの日本人にとって、戦争はまだまだ「血沸き肉躍るスペクタクル」だったんだろうな。 というのが率直な感想。 まあ、それがいいか悪いかは別として、戦争映画好きな私としてはおもしろい作品でした。

  • cre********

    4.0

    十分楽しめる映画

    御都合主義との指摘ですが、確かに言えます。ただ、全体的には十分楽しめる内容です。  第一、日露戦争の小話の作品なんてありますか。日本海海戦、二○三高地など大作戦の作品はありますが、小話の作品は殆どないと言ってよいでしょう(少なくとも現在安易に観賞できる作品は、当方は宅配レンタルで借りて観賞)。当時の奉天付近の中国人はどの様であったか?、馬賊とは?活字では言葉では知っていてもどんなものだったのかなんて、この作品で初めて見ました(完璧に真実であったかどうは分かりませんが、描かれいるものに近いものでしょう)。 戦争映画好き、日露戦争に興味がある、中国をもっと知りたい方にはお勧めでしょう。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
日露戦争勝利の秘史 敵中横断三百里

上映時間

製作国
日本

製作年度

公開日
-

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