ここから本文です

女であること (1958)

監督
川島雄三
  • みたいムービー 1
  • みたログ 21

4.00 / 評価:12件

やはり切り札は...。

  • bakeneko さん
  • 2011年3月30日 9時15分
  • 閲覧数 686
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

川端康成の原作を田中澄江、井手俊郎、川島雄三の三人が共同脚色した作品で、特に女性脚本家の参入によって、”女ごころ” の機微を生理的な面まで詳細に描けている作品となっています。

トラブルメーカーである、天衣無縫娘:久我美子が、(既に複雑な事情から他人の娘:香川京子を一時的に引き取って生活している)原節子&森雅之夫妻の家に転がり込んできたことから生じる波紋を、3者3様それぞれの女性の立場&気質を細かに反映して見せてくれる作品であります。
通常の”男視点”の川端作品と異なって、”女中心の視点”で描かれる物語は、
女性ならば多くの心理&生理的感情を共感できるものでしょうし、
男性の立場から見たならば、女性の”鬱陶しい&面倒くさい”部分が良く書き込まれています(わあっごめんなさい!)。
闊達な久我美子-森との絡みは「あの手この手」、「挽歌」等の作品と比べると共通点が...。
静謐な香川京子-内向的な性格の女性の強さ(男にとっては怖さ)も上手く演じて...。
そして、抑えた感情の推移を品良く演じる-原節子と、3人の女性は見事なアンサンブルを成しています。
男優達は、森&三橋はいつものように上手ですが、石浜朗の”等身大の若者”は見事であります(若い男ってこんなものですよ~)。
劇中の人物の心理&”語られない想い”は、観客が推理しつつ構築しなければならない大人の映画であり、ちょっと最終シークエンスで端折ってしまった部分がありますが、”生の女”を見事に捉えて、文芸的な品格で見せてくれる”人間&恋愛ドラマ”の傑作であります。


ねたばれ?
1,菅井きんが原節子の同窓生役で出て来ますが、本当は原節子の方が6つ年上であります(劇中では逆に見えます)。
2,あれだけ沢山飼っていた鳥はどうなったの?

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 笑える
  • 楽しい
  • 悲しい
  • スペクタクル
  • ゴージャス
  • ロマンチック
  • 不思議
  • パニック
  • 不気味
  • 勇敢
  • 知的
  • 絶望的
  • 切ない
  • セクシー
  • かわいい
  • かっこいい
  • コミカル
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ