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お父さんはお人好し 花嫁善哉

bakeneko

5.0

ネタバレ恐妻家のぼやきは傍で聴くと面白いなあ

長沖一の人気NHKラジオドラマの映画シリーズの7作目(最終作)で、呑気な大家族の善意のドタバタが楽しめる小品ですが、このシリーズが代表作でもある花菱アチャコ&浪速千栄子の夫婦を観ているだけで爆笑できるホームドラマ喜劇であります。 登場家族の婚活編だった6作目はこのシーリズとしてはいつにないドラマとしての硬さが気になりましたが、続く7作目の本作では、再び各キャラクターが生き生きと動き出します。元気な子供達と新しい嫁を加えた幸福なホームドラマは、周囲の人々の描写にシビアな面を見せつつも、賑やかな喧騒で愉しませてくれます。 恐妻家アチャコのぼやきの面白さは天才的で、笑みながら怖い浪速千栄子との絡みは絶品であります。安西郷子&環三千世はとびきり美しく、他にも藤間紫、柳家金語楼、太刀川洋一らが脇を固めています。 6作目に直接繋がる7作目ですが、最初に説明が有りますので本作から観ても大丈夫な長閑な喜劇であります(全シリーズ7作をソフト化しましょうよ業者さん!)。 ねたばれ? アチャコのぼやき“ほーらそろそろきましたで~”は、細君に怒られるラウンドが始まる際の全ての男性の心の声であります。

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