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大本命 (1974)

DEAD CERT

監督
トニー・リチャードソン
  • みたいムービー 2
  • みたログ 3

3.50 / 評価:2件

競馬好きの映画ファンっているのかな?

  • ser***** さん
  • 2007年6月4日 1時50分
  • 閲覧数 321
  • 役立ち度 10
    • 総合評価
    • ★★★★★

 うーん、負けちまった。思いっきり《大本命》を選考から外したばっかりに、ここんところ4連勝を更新していた春のG1レース、私のもとで大波乱が待っていた(笑)。

 思えば今年の春の競馬、G1レースは波乱の連続だったが、本来競馬というものは《本命》を軸に、続く2馬3場を当てるもの(あくまでも近年の話だけど)。そこをツイ、よこしまな妄想に浸って大穴を狙いに行き自滅。まったくギャンブルというものは怖い怖い(笑)。そんな中で今回の《安田記念》はダイワメジャーが《大本命》だったはず。だが日本中吹き荒れた波乱の風は、人々の心をどこかでくすぐり・・・いやあ、まさに人間の欲望そのものに浸った一日でした。

 ところで映画ファンてのは競馬をするんだろうか?
 たまたま私は父親が青年だった頃、北海道のばんえい《草》競馬の旗手だった血を引いているのか、馬が大好きである。とはいえ、別に競馬が好きだって事じゃないのだが、一応ここ数年は重賞レースというものは馬券を買っている。てなわけで二本映画「雪に願うこと」は涙なしでは見られなかったのだが(笑)、意外にも競馬をテーマにした映画って少ない事に気づいて驚き桃の木何とやら。
 結局のところ、映画ファンが見ない=一般の人もみない、という図式があって作られないんではないかと考えているのだけど。でなかったら絶対にこのディック・フランシスの原作が何度も映画になっているに違いないのだ!

 テレビドラマとしては数本作られたフランシスの《競馬》ものだが、映画ではこの題名ズバリ「大本命」しかない!ミステリとして抜群に面白い彼の作品の書評はハヤカワ文庫に目を通してもらって、ここではこの映画についてのレビューを。
 
 競馬といっても日本と舞台となるイギリスでは少し趣が違う。日本では主に平地競争が主流だが、イギリスでは平地と同様に障害競走が人気がある。この作品はその障害競走の最高峰、《グランド・ナショナル大障害》競争が舞台。その前哨戦であるレースで《大本命》と目されるアドミラル号が突然、レース中に倒れ騎手が死んだ。騎手の親友がこれが事故ではないと確信し、調べていくとその裏に八百長とある陰謀が・・・賭博に八百長はつきものと思われがちだが、実はこれが大変な防護策によって阻まれている。それでもそのテの話がなくならないのはそこに《大金》が動くからだ。金の動く所、人々の欲望があり。まさに陰謀渦巻く世界をテーマに元騎手だったフランシスのリアリズムが、この映画にもちゃんと反映されている。
 クライマックスは元々騎手でもあった主人公が問題の《大本命》場アドミラル号に乗り、世界最高のレース、グランド・ナショナルレースに参加する所。もちろんその陰謀者達は大波乱を狙っている。そのために大金が動くのだから・・・そんなサスペンスフルな面白さが詰まった競馬ミステリー。
 これを読んでいるビデオ会社の人、早速ソフトを出しなさい!私がちゃんと買ってあげるから(笑)。

 さて、これで今月末の宝塚記念で春の波乱は一応治まる。だが、人々の欲望は既に秋に向かっている。映画ファンの皆さんもたまには映画館やテレビの前から離れて、競馬場またはウインズなんかに行ってみませんか?いや、馬券を買うとか買わないとかの話ではなくて、純粋にサラブレットという《美しい》馬を見に。
 それで是非気に入ったら馬券で夢を追う。当たったら新しいテレビぐらい買えるかも(笑)。
 でもそれで人生からは滑り落ちない様に(笑)。
 
 ちなみに映画には若き頃のジュディ・デンチが出てます。見る機会があればチェックしてみて下さいな。

 

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