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結婚のすべて (1958)

監督
岡本喜八
  • みたいムービー 1
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3.88 / 評価:8件

ウエディングロック♪

  • bakeneko さん
  • 2013年6月27日 6時33分
  • 閲覧数 753
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

岡本喜八の才気が愉しいデビュー作で、貞淑な若妻:新玉三千代と跳ねっ返りの現代娘:雪村いづみの対照的な姉妹の恋愛譚を核にして、1958年当時の結婚観&婚活を賑やかに紹介して笑わせる“風刺&恋愛喜劇”の佳作であります。

え~、巨匠や名匠の作品には多くの俳優が出演を切望するものですが、そこには演出家と俳優という厳格な上下関係があります。
一方で、助監督等の下っ端時代に親しく接していた人が一人立ちした際に友人として出演する場合は、気負いや衒いもなく自然体ですし、中には普段見せない顔を見せてくれる俳優さんもいます。

“喜八さんって友達が沢山いたんだな~”と驚かされる程ゲストが豪華な作品で、
主要キャラクター:雪村いづみ、新玉三千代、上原謙、三橋達也、山田真二の他に、団令子、仲代達矢、堺左千夫、小杉義男、塩沢とき、藤木悠、若水ヤエ子、藤間紫、田中春男、笹るみ子、ミッキー・カーチス、佐藤允、司葉子、毒蝮三太夫、小林圭樹(ナレーション)…らが、次々と出てきます。中でも出色なのが三船敏郎で、「独立愚連隊」でのゲスト出演と並ぶ“トンデモ役柄”で瞠目させてくれます。

オープニングから才気が弾けている愉しい作品で、使用音楽と画面の動きのシンクロやカットのつなぎのリズム感覚や大胆な構図等、一時も目を離せない工夫に魅入る映画であります。
そして、当時のスピーディー&合理主義的な恋の騒乱劇をテンポ良く紹介しながら、お話の中心となる新玉三千代&上原謙の素朴な夫婦愛に感じ入らせる-気持ちの良い恋愛訓話でもある作品で、新玉三千代の貞淑な美しさ&上原謙の東北訛りの素朴さに夫婦の機微を観せて、穏やかな感慨に着地する映画であります。

ジャズのテンポを連想させる“粋でリズミカルな社会&恋愛喜劇”で、雪村いづみとミッキー・カーチスの歌もご機嫌な娯楽作であります。

ねたばれ?
現代の日本での結婚相談所などの体系は、西ドイツが開発した政策システム:「アルトマンシステム」というシステムを基にしています(要するに詳細なデータを整理して希望に沿った相手を抽出するのです)。この頃(高度経済成長期)から結婚相談所が繁盛し始めて今に至るのでありますが、上手く機能しているかどうかは…(自分で探した方が失敗した際に諦めが付きます-わあっごめんなさい)。

詳細評価

物語
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