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大番 完結篇 (1958)

監督
千葉泰樹
  • みたいムービー 3
  • みたログ 7

4.67 / 評価:3件

愛人sバトルロワイヤル!

  • bakeneko さん
  • 2011年10月18日 13時04分
  • 閲覧数 295
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

1957-58年に創られた人気シリーズ“大番”の大団円が描かれる最終章で、名物キャラクター総出演の豪華さと、今に至る“株式業界の再編”の興味深さで、最後まで作品の質を落とさずに楽しませてくれます。

前作の終わりの1941年から一気に1949年まで時代が跳んで、株式業界での主人公の奮戦再度繰り広げられる本作は、占領下の闇経済(進駐軍との癒着も)、日本独立と木材景気、朝鮮戦争勃発、スターリンの死去、日本の再軍備による軍需産業の復活..と幾つかの時代の節目を景気の角度から見せてくれます。また、株式業界も、会員制になって仕手屋中心の玄人市場から→個人投資家の仲介手数料を主利益とする素人市場へと変貌していく様が内部から描かれます。そして、主人公のマドンナへの恋慕の決着と内縁の女将&数々の愛人との総決算が賑やかに展開する本作では、新たに経済界の大伊達物:山村聡、現代的な秘書:団令子、新しい愛人:塩沢登代路(塩沢とき)も加わります。
そして、戦前→戦後でも変わらなかった人間のバイタリティ&欲を活写しつつ物語は大団円を迎えるのであります。

流石に経済が破綻していた8年間は描かれませんし、登場人物があまり老けない&性格が変わらなさすぎる等の突っ込みどころはありますが、日本と言う国と日本人を経済&株の側面から描いた愉しい大河ドラマであります。


ねたばれ?
“何人も愛人を抱えながら、糟糠の女性には母親の様に甘え切っていて、片思いの初恋の人には純情”という矛盾するキャラクターに、若い女性の方は呆れるでしょうが―男の本質ってこんなものです(実際に実現する能力&幸運?に恵まれた男は少ないですが、精神的には疑似構造を創り上げています♡)。

詳細評価

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