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ソ連脱出 女軍医と偽狂人 (1958)

監督
曲谷守平
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3.80 / 評価:5件

狂人の画期的な見分け方!

  • bakeneko さん
  • 2017年2月28日 14時29分
  • 閲覧数 612
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

“第二次世界大戦後のソ連で抑留されている兵士が狂気を装って虐待から逃れようとする”-というやばすぎる設定と観客が唖然亡然の狂人描写からソフト化不可能とされてきた作品であります。

ハバロフスクの収容所で、ソ連に媚を売る似非共産主義日本人達の密告工作から上級将校に祭り上げられそうになった情報分析兵が、狂気を装って病院へ逃れる。そこで彼を予てから見張っていたソ連の女子情報将校が何とか彼の偽狂人を暴こうとするが、2人は恋に落ちて…という、めちゃくちゃ変な展開の作品で、細川俊夫とヘレン・ヒギンスが極限下のメロドラマを見せてくれます。

いまどき誰もしない狂人のふりのベタな暴れっぷりや、それに輪をかけて変な病院側のトンデモない“狂気の見分け方”など、観ている側も頭がおかしくなりそうな描写が続々と出てくる作品で、序盤の似非共産党員日本兵の横暴からお話が、ソ連情報士官と日本兵の騙しあい→禁断の恋へとシフトしてゆくいい加減さにも瞠目の展開となっていますが、明らかに同年公開の「熱いトタン屋根の猫」のエリザベス・テイラーを意識したメイク&服装のヘレン・ヒギンスの色っぽさは眼福であります。

今ではタブーとなっている“○チガイ描写”に驚愕するトンデモ作品で、このような映画が製作&公開されていた戦後の日本の寛容さにも考えさせられますよ!


ねたばれ?
ヒロインを演じたヘレン・ヒギンスは、ロシア革命で旧満州に逃げてきていたロシア貴族の娘で、満州国の解体で日本に帰化しています。比較的ましな役の他の出演作では「源氏九郎颯爽記 白狐二刀流」で中村錦之助と共演しています。

詳細評価

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