ここから本文です

母の旅路 (1958)

監督
清水宏
  • みたいムービー 0
  • みたログ 8

3.50 / 評価:4件

“母もの”最終作

  • bakeneko さん
  • 2012年1月25日 16時40分
  • 閲覧数 312
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

三益愛子を主演にして、様々な事情で別れて暮さなければならない母と子供とのせつない関係で女性観客の紅涙を絞った―“母もの”は分かり易い(≒ベタな)作劇で人気を博した戦後の大人気シリーズでありました(一昔の“大映ドラマ”≒現在の韓流ドラマの様なエモーショナル重視の演出が特徴でした)。その第31作=最終作が本作で、名匠清水宏の丹念な演出とサーカスの空中ブランコをクライマックスに据えた作劇で感傷ドラマ以外にも見所のある娯楽作品となっています。

清水宏の“母もの”ですが、基本的な“母子哀感ドラマ“は従来のパターンを踏襲しつつも、夫を理解ある懐の深い性格にしたり、娘の友人も根は良い子達に描いて、嫌みや重たい感情を通常のシリーズ作品よりも軽減させています(その分悲劇性は薄まっていますが、観賞中&後の後味が良くなっています)。そして、古巣のサーカスの人々の“ボヘミアンな気風の良さ”や女学校の生徒の純真さ等でも物語に薫風を吹き込ましています。そして、クライマックスに空中ブランコのスリルを持って来ることで活劇としての娯楽性も加味しています。
主演の三益愛子は流石に当たり役を感情豊かに演じていますが、脇の佐野周二や藤間紫も押さえた演技で映画に深みを加えています。そして、まだ芸名が“柴田吾郎”だったデビューしたばかりの田宮二郎の顔も見つける事が出来ます(台詞は1つしかありませんが♡)。

清水宏の手腕で男性&子供観客でも愉しめる作品となったメロドラマで、“母もの”を試しに観るならば、嫌みないじめ描写が少ないこの一作がお薦めであります。


ねたばれ?
そもそもこの夫婦はどうやって知り合ったのかなあ?

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 笑える
  • 楽しい
  • 悲しい
  • スペクタクル
  • ゴージャス
  • ロマンチック
  • 不思議
  • パニック
  • 不気味
  • 勇敢
  • 知的
  • 切ない
  • セクシー
  • かわいい
  • かっこいい
  • コミカル
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ