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若い川の流れ

bakeneko

5.0

ネタバレ猫飼いは○○に始まり○○に終わる。名言!

「乳母車」「陽のあたる坂道」に続いて、石坂洋次郎の同名原作を、田坂具隆監督が映像化した作品で、石原裕次郎&芦川いづみ、北原三枝を始めとした前2作の出演者が再会合する、青年層を中心とした“爽やかな群像ドラマ”の傑作であります。 へ~、DVD化されていないんだ(裕次郎作品は全てソフト化されているのかと思ってました)。 前2作同様本作も予備知識無く観ても、超一級の人間ドラマを創り出していますが、日活の石坂洋次郎+田坂具隆作品のもう一つの魅力は、当時の日活活劇路線のタフガイ&和製のワールの俳優達が、“等身大の庶民”を生き生きと演じているところに有ります(別の魅力を再発見出来ますよ)。 本作でも、ちょっと恋愛に天然ボケの入った裕次郎とそれにやきもきしている北原三枝のラブコメを始めとして、スター俳優がいつものスタイリッシュな雰囲気を纏わない“等身大の人間像”を愛おしく魅せてくれます(この辺が非DVD化の原因かも)。 物語は、取っ付き易かった前2作に比べても更に肩の凝らない親しみの持てる青春群像劇で、若者世代の脇を固める中堅世代の人物像も、抜群に味が合って良く描けているあたりがこの監督の真骨頂であります(前2作と同様作品全体から“ヒューマニズム&人生讃歌”が感じられる心地よい映画であります)。 絶妙に絡み合う複数の男女とその親の世代に、心地よく笑いながら、人生と人間の面白さと愛おしさを味わえる娯楽作であります(もちろん、猫も出ます♡)。 また、佐藤勝のテーマ曲もいかにも青春歌謡といった趣の唱歌であります。 ねたばれ? もったいないなあ、今残っていたら高く売れるのに!

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