レビュー一覧に戻る
若い川の流れ

hi6********

2.0

「陽のあたる坂道」の二番煎じ

明らかに、ヒット作「陽のあたる坂道」の二番煎じで 作られた作品であり、内容も酷似している。 その分、話も薄く、単純な話を2時間以上も引っ張っているので 長さを感じる。 石坂洋次郎の原作は、戦後間もなくは、その大胆な台詞が、保守的な日本に、 新鮮なイメージであったのですが、当時は既に、松竹ヌーベルバーグなどの、 出てきている時代でもあるので、一見大胆に見える物言いも、頭でっかちで、 言葉だけにしか見えない。 あけすけに言えば言うほどに、その言質が嘘くさいし、 本当の気持ちはわからないものであるし、隠す事であったり、 言葉と裏腹な言葉、気持ちを伝えるのが、ドラマなので、 この作品は、単純すぎて見えてしまう。 田坂監督は、この作品で、日活を去るのであるが、 このお仕着せ企画(石原=石坂洋次郎原作の三連続作品の監督)が 最後になったのは、わかる気がする。

閲覧数578