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大笑い江戸っ子祭 (1959)

監督
斎藤寅次郎
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  • みたログ 1

4.50 / 評価:2件

今の価格で1億円!

  • bakeneko さん
  • 2011年2月3日 9時18分
  • 閲覧数 369
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

古典落語(芝浜・たらちね・千両富)を上手く融合させた物語にモダンな感覚を加えて、戦後の喜劇人の豪華な出演と至芸によって楽しませてくれる“落語映画”の佳作であります。

え~、昭和40年代までの邦画は、他の芸能(小唄、長唄、日本舞踊、能、狂言、文楽..)を劇中に取り入れて観客の愉しみを倍増させていました。
特に落語は、殆どの観客が元ネタを知っていることを前提にして、
稀代の喜劇役者がどう演じるか?を魅せてくれていました。
更に、一つの落語のお話では上映時間が持たない&単純なビジュアル化では芸が無いということに加えて、
多くの“長屋もの”の登場人物が(熊さん、八っあん、与太郎、ご隠居)複数の話で共通していることから、(いくつかのお話を縒り合わせて上手く纏めることが出来るので)独立したお話を共通の長屋で同時に起こる事件として1本の映画に整合させることが脚本家の腕の見せ所で有りました(つまり観客は見事な脚本の妙&笑いのエピソードのアンサンブルも楽しんだのであります)。

“落語長屋”や“江戸っ子”シリーズは斎藤寅次郎や青柳信雄らの喜劇職人監督と、エノケン、ロッパ、金語楼、森繁、三木のり平、有島一郎、トニー谷...らが天才的な笑いの芸を見せてくれる作品群ですが、なかなかソフト化されないし、yahooではレビューを書こうにも作品そのものが登録されていないのですよねえ。

本作も、三木のり平、有島一郎、エノケン、ロッパ、金語楼、トニー谷らが落語の登場人物に生命を吹き込んでいます。更に、雪村いづみの歌もたっぷり聴けるモダンジャズ風の音楽も、江戸時代の物語と面白い化学反応を味合わせてくれます。

落語の知識があった方が楽しめますが、上手な脚本&芸人の技量&現代風味付けが楽しめる万人向けの肩の凝らない娯楽作であります。


ねたばれ?
1、 これを機会に落語シリーズを発掘&ソフト化しましょうよ~業者さん!
2、 落語シリーズは再編集版も多く存在していて、「落語長屋は花ざかり」→「お笑い大福帳」の様な短縮版もあります。
3、古典として親しまれている複数のお話の融合脚本のベストは、「江戸っ子繁昌記」だと思います(驚愕の組み合わせ!)。

詳細評価

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