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最高殊勲夫人 (1959)

監督
増村保造
  • みたいムービー 10
  • みたログ 99

3.84 / 評価:44件

最高のふたり

  • byu***** さん
  • 2020年1月13日 23時52分
  • 閲覧数 127
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

多くの人がジャケ借り?しちゃうのも分かるほど、この作品の魅力を一発で表してる主演ふたりのメインビジュアル。

こんなのどうしたって一目瞭然なので言っちゃうが、○○○○○○をDVDのジャケにしてしまうなんて古今東西前代未聞だと思うんだけど、その気持ち痛いほどよく分かる!ってぐらいいい写真なんだよな。

若尾文子、川口浩の軽やかでキュートで屈託のないな魅力が全面に出てる。

題材自体はコメディとは言え政略結婚、家と家、みたいなかなり旧時代的なものでありながら、
今でもスッと観れてしまうのはこの主演ふたりのキャラクターとチャームによる所が大きいだろう。

旧時代的な価値観に流されることなく、自分を持ってて芯があり、かといって変に尖ったりはみ出したりし過ぎない、どこか飄々とした自然体な2人は、
現代の目から見ても魅力的な人物であるのには驚かされる。

これはもちろん製作陣の素晴らしい人物造形の賜物でもあるが、いかに日本社会も私も旧時代的価値観からまだまだ脱却できないでいるかという事の証左でもあるのだろう。

まあ小難しいことはさて置いても、2人は本当に魅力的で可愛らしいのだ。
若尾文子がもはや破壊的に可愛いのは当然として、川口浩のなんとも言えない可愛げも負けてはいない。
言いたいこと言って軽口叩きながら、なんだかんだと人の為に動いては自分が追い詰められてく様はいじらしい程で、
全く素直になれない2人が、ついにカウンターごしに大声で気持ちをぶつけ合うシーンはカット的にも物語としても最高に美しい場面だ。

そして意外なとこで終盤の桃子姉さんの決死の独白は、サラッと流れるが割と芯を食った重みのある台詞だと思う。
コンプラ的な現代ならとか言うまでもなく、完全アウトじゃない?なとんでもない船越英二のオチ台詞に持ってかれるが、
現代でもまだまだ鮮度のあるテーマを内在した名台詞だと思います。原作にもあるのかな?

そしてあの最高のラストカットへ繋がっていく訳ですが、
まあテンポはいいし無駄はないし若尾文子は可愛いし、古臭いなんて言わずに観たら色々発見があると思うな。

あぁ、あと肝心なのが冒頭のタイトルバックとスタッフロール。これがもう抜群にセンスいいんだよね。色の使い方、画面の使い方もう今観てもめちゃくちゃお洒落で格好いい。
何回これパクらせて頂こうと思ったか。参りました。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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